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決断するまで

インドから帰国して、少し落ち着いたので
書き溜めてきた大量のメモの整理をしたり、
書きたいことを気の向くままにつらつらと書いてみたり、していこうと思います。


日本に帰国して、多くの友人に会いましたが、
結構インドのことを聞いてもらうことも多いので
まずは"インド行き"の決断に至るまでの話から
始めることにします。


(結構長くなります。)


遡ること、2022年の7月〜9月、去年の今頃に
体調を崩しました。
身体というよりは、心のバランスを崩して、
休養が必要ということで(適応障害と診断をうけて)
会社を1ヶ月ほど休ませてもらうことに。


当時の私は、日本の大手企業をターゲットに
新規開拓をがんがんに進める営業部にいて、
毎日結構ながい時間働いていました。
(夢にも営業してる自分が出てきたりした)

何事も器用にこなせる力はないので、
人の倍、時間がかかっていたかんじです。

入社した頃からずっと憧れていた部署だったので、
絶対に成果を残すんだと意気込みは十分でした。

営業2年目に入った頃くらいに、自分の掲げる理想と、なかなか成果の出せない苦しい日々、
現実のギャップの差分に悩むようになりました。 

自分のいる環境に恐怖心を持つようになったり
数字を出さねばというプレッシャーもあり、
様々なことが重なった結果、

自分を追い詰める性格はどんどん加速し
常に焦り、苛立ち、不甲斐なさに押しつぶされ、
気持ちを保てず、働くことができなくなりました。


これ以上追い込むのはやめてと、
止めてくれて、病院を紹介してくれた同期や、
私が完全に足を止めないように沢山サポートしてくれた先輩に救ってもらいました。

本当心の底から感謝でいっぱいです。


もらったお休みの中で、一冊の本に出会いました。
『失うことは怖くない』
〜アーユルヴェーダで不安と悲しみを手放す〜

私の人生を変えてくれた大切な一冊。



自分や周囲へ抱く様々な感情、過去の後悔、未来への不安、執着しているものをそっと手放して
今を生きていきましょうという教え。


心配事や恐れにエネルギーを割くのではなく
今私が取り組むものにエネルギーを集中させて
ベストを尽くす。そうして望む未来に繋げていく。

思想だけじゃなくて凄く具体的な方法まで
書かれている本です。
(蓮村さんの言葉選びが本当に心に響きます)


自分の不足に目くじらを立てて、否定して、
他人と比較して落ち込んだり
自分への自信や、肯定する優しさを失っていた私にとっては、

希望であり救いになることがこの本に沢山書かれていました。


前に進むことだけが正解じゃないということ、
もう頑張れないって分かっているのであれば
休むことだって時には必要なんだよと、
教えてくれた本です。


私はずいぶん自分を生きづらくしてたんだなぁ。
そんなこと強要する人は誰もいなかったのに。
そう気づきました。
(めちゃくちゃ時間かかったなぁ)

アーユルヴェーダという医学(知恵)に出会い、
その延長線上でヨガの哲学にも出会い、

どうにかしなきゃと思っていた自分の内側を
変えていけるかもしれないと思いました。

同じことをもう繰り返さないためにも、
私の内側の世界を平和で幸せにしていく術を
ちゃんと勉強して、身につけよう。
アーユルヴェーダ、ヨガの発祥の地であるインドで本物の話を聞き学ぼう。
それが、決断に至るまでのお話です。


安全圏を出ることは正直怖いし、
来月から給料なくて生きていける?などなど
不安は山のように頭に浮かんできましたが、

自分にちゃんと区切りをつけるためにも
会社は辞め、心から必要だと思えるものに、
完全に身軽な状態で飛び込もうと思いました。


突然の決断に周りの人たちを驚かせてしまったし、
『これまで築いてきたキャリアを手放すなんて』
『インドに自分探しか』
などなど厳しいと声も頂きましたが、笑笑

それ以上に応援の言葉も、沢山もらいました。


実際、インドへ行き過ごした30日間は、
生涯忘れることない愛と学びに溢れた日々でした。
インドで出会った沢山の人たちの温かさと優しさに包まれ、
そして私も心の底からみんなを大切にしたいと思いながら一緒に過ごさせてもらいました。


この先も大切にしたい先生からの教え。

『人を幸せにする力をもつためには、
まずはあなた自身が幸せであること。これが鉄則なんだよ。』

よく聞きがちな言葉。正直ずっと腑に落ちきれずにいた言葉。でも、ようやくわかりました。

自分の幸せを第一に考えることは、
決してワガママなことでも恥ずかしいことでもなく、その先で大切な人たちに優しくなれるための大切なステップだということ。

ストーリーにあげたら嬉しいことに
沢山の方からメッセージをいただいたきました。


こんな最高な日々を送れるなんて、
数ヶ月前の私には想像もできませんでした。

ここに繋がっていたなら、今まで辛かったことも全部あってよかったと心の底から思えます。

執着していた色んなものを手放せて、
本当に楽です。

インドでの学びや、忘れられない日々については、また明日更新します。

しゃんてぃ〜。

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