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女性の更年期障害~治療方法やアドバイスなど~

明らかに更年期障害と診断された場合は
その症状により、様々な治療を開始することになります。

薬物療法

ホルモン補充療法 (HRT)
漢方薬 (当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸など)
向精神薬 (抗うつ剤、精神安定剤、睡眠導入剤)

心理療法・カウンセリング  

各種薬物療法と併用することもあります。

★自分で入手可能な薬やサプリメント

女性をサポートするための商品が販売されていますね。私自身はこの商品にご縁がなく、どのように効いてくるかはわかりかねますが、念のため記載しますね。

命の母 (小林製薬)ドラッグストアで売られている女性保健薬。中身は漢方薬と各種ビタミンなどの栄養がミックスされたお薬のようです。

エクエル(大塚製薬) 大豆に含まれるイソフラボンを研究して生まれた商品とのこと。腸内にて大豆成分から女性ホルモン様物質であるエクオールが作り出せない女性には有効かもしれないですね。

エクエル(大塚製薬)の方は日本抗加齢医学会の学会会場にて出展されており、取り扱う医療機関もあるようです。

★実は栄養療法もあります

健康管理や栄養に詳しい医師や栄養士・管理栄養士が在籍している、または専門機関において分子整合栄養医学を勉強し認定資格を取得した医師や医療従事者等が在籍している医療機関では、食事記録や症状などを問診し、からだの不調を和らげる提案やサポートをしています。

私自身は(一社)オーソモレキュラー栄養医学研究所認定の栄養カウンセラー(オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル 略称ONP)を取得しています。

ただいま更年期に突入していますが、学んだ知識と日々の栄養学実践もあってか、特別な不調は感じずに過ごすことができています。

分子整合栄養医学(オーソモレキュラー栄養医学)を実践している医療機関では、採血を行い血液検査結果を基にさらに詳しく不調の原因を調べ、足りない栄養素を補充するための食事計画や、必要に応じ、医療機関用サプリメントの提案を受け、購入することができます。

尚、保険診療・自由診療・費用については施設により取り扱いが異なりますので、受診を希望される医療機関にお問合せ下さいね。


★受診の前に準備しておくとよいこと

大切なことは、自分の症状や要望をしっかり医師に伝えることです。
緊張される方は事前にメモをご用意されるといいですね。
→最終月経日や月経間隔・周期の変化、不正出血の時期、経血(不正出血)の色や量、いつからの症状か…など

あと、可能であれば、朝の基礎体温を測っておき基礎体温表を持参されると、診断の1つの助けになるかもしれません。

★産婦人科医師 内科医師からのアドバイス

私が日頃お世話になっている産婦人科医師のお話では
月経周期の変化や経血量の違いは、更年期障害だけではなくて、子宮体がんなどの重大な病気がかくされている可能性があるので1度受診してほしいとアドバイスくださいました。

薬による治療が開始されるにあたり、
服用することで起こること(例えばHRT周囲的併用投与法であれば、月経のような周期的な出血など)や
副作用(例えば漢方薬の長期にわたる服用に伴う症状など)の可能性についても
医師から詳しく説明があります。
疑問や不安はその場で解消されたほうがよいでしょう。

内科医師の夫より、
以前、漢方薬を長期服用中で体調不良を訴える方が来院され、血液検査をすると肝機能障害と診断される事例がありました。

もちろん、どのような薬でも人によっては薬が合わないことがあり、仮に正しく服用しても副作用が起こりますので、おかしいなと思ったら服用を中止して、すぐに医師や薬剤師に相談してくださいとのことでした。

また、
治療は始めたものの、お薬が飲みにくい、飲み忘れ、服薬に抵抗があるなどがある場合も医師や薬剤師へ早めにご相談された方がいいでしょう。


更年期や更年期障害という言葉自体、人によっては大変デリケートなので、ひとりで悶々と悩みがちなことも。
お友達に相談したり、勇気をもって産婦人科へ受診して専門家の意見を仰いだ方がきっと心も軽くなるかなと思いますよ。

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