早期発見した病気(ステージ0乳がん)のこと⑧(形成外科外来と温熱治療)
おはようございます。セトナツキです。
今回は乳房再建を担当する形成外科での診察と、家族がお世話になっていた整体院での温熱治療の話を綴りたいと思います。
1.形成外科外来
乳腺科で検査結果を聞いた翌日、乳房再建の関係で形成外科の診察を受けるため、また会社を休みました。この日は曇り空で午後からは雨予報。東京タワーを複雑な気持ちで眺めながら病院に向かいます。
形成外科は乳腺科とは異なり患者が多く、そして弱っている感じの人があまりおらず、病院ですが活気のある印象でした。
かなり待たされた後、乳腺科から指名された男性の医師の診察を受けました。再建に関しては、前日に乳腺科で受けた説明とほぼ同じで、乳腺科でもらったパンプレットをベースに説明を受けました。
特に新しい情報はありませんでしたが、体の一部を移植した再建ではなく、ティッシュエキスパンダーを使用した再建の方が良いと勧められ、そのサイズを決めるために胸のサイズだけチェックされました。
昨日は検査結果に対して冷静さを保っていましたが、一晩経って少し実感が湧いたのかこの日の私は暗く沈んでいました。形成外科の医師に対してもあまり丁寧な対応ができていなかった気がします。
この医師にはこの後何度もお世話になったので、後になってからこのことを後悔しました。
2. 整体院での温熱治療
この日は終日を会社をお休みし、午後からは夫と一緒に整体院に行きました。この整体院は夫が体の不調時にお世話になった院で、体を温めて不調を治すという治療法を採用されています。
整体院に向かう車中で、夫とこれから行く整体院のことについて話しました。
大体的に公表されていませんが、その院での温熱治療でがんが消えた事例ということもあり、主人はそのことを覚えていたようです。
実際にネットで調べてみても、がん細胞は熱に弱く、患部に熱を加えることでがん細胞だけを破壊させるという治療法もあることにはあるようです。また体の冷えはがんの発症にもつながると言われているようで、私は夏でも手足が冷たい冷え性なので、こういうことも影響していたのかもと気付かされました。
夫は温熱治療を勧めるのではなく、私の冷えを治して体質を改善するためにも通ってみてはと誘ってくれました。
目的の整体院は私の親世代の夫婦と息子さんが経営されており、とても家庭的な雰囲気の院でした。
東洋医学の考え方や、冷えて気の巡りが悪いところに邪気が溜まっているところを、温熱を加えることで改善させるという大まかな説明に加え、冷えを改善させるためのアドバイスなどもしていただきました。
そして私の乳がんに関しては、親身になって同情してくれました。
一連の説明の後にマッサージを受けました。雨が降り出し寒くなっていたところに、温熱治療のマッサージはとても気持ちよく、体が芯から暖まり、心がほぐれていくのを感じました。
「温熱治療で体が改善するから」との励ましの言葉に、昨日から張り詰めていた気持ちがふっと緩み、優しい言葉に嬉しくなりました。
ただ、病院では摘出することが治療法と言われている状況で、調べてみると熱でがん細胞は破壊されることもあるということを知り、少し自分の中に迷いが出てきてしまいました。
3. 1ヶ月のお休み
帰りの車中で、夫に整体院を紹介してくれたことにお礼を言いました。
昨日から情報がオーバーフロー状態でしたが、そこに温熱治療という新たな情報が入り、私は正直思考停止状態でした。
でも体を温めて体を整えるこの整体院に通ってみようという気持ちにはなっていました。
夫には「温熱療法は医師が言う治療とは異なるけれど、体質改善のために少しこの整体院に通ってみたい」と言いました。
そして、「頭では切らなくてはと思っているけれど、本当は切りたくない」と本音がポロッと出て、しばらく沈黙していました。
一晩考えて、自分の心の整理のために、1ヶ月時間を置くことにしました。
その間に体質改善のために整体院に通うことにしました。頭では医師の言うことが正しいと思いつつも、どこかで温熱療法でがん細胞が消えるのではないかという奇跡を祈っている自分がいました。
病院に電話をして医師にも「心の整理のために1ヶ月時間をおきたい」と伝えました。医師は「もちろんです」と理解してくれて、次回の診察日を12月の中旬に変更してくれました。
4. 生活習慣の見直し
昨日の整体院でのアドバイスを受け、起床後に半神浴をすることにしました。これは夫の習慣でしたが、私も始めてみました。入浴時間は15分程度ですが、目が覚めるし、本を読む時間も作れて、始めて良かったと思っています。
今でも続いている習慣です。
そして食事も見直し、冷えによく聞く生姜を積極的に食べるようにしました。
また、足を冷やさないようにするために、冷えとり靴下とレッグウォーマーも購入しました。そしてテレワーク時はダイニングテーブルではなくこたつに入って仕事をするように変更しました。
ここから約1ヶ月間、私は祈るような思いで、真剣に体質改善と冷え対策に取り組むことになります。
続く。
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