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心の砂地 第2回『史上最高の大会』(用語集)

※現在、音質が極悪なため非公開のエピソードになっております。どうしても聞きたいという方はお便りいただければと思います。


1.オール巨人 …  お笑いコンビ、オール阪神・巨人のボケ担当。ゼロ年代を象徴するテレビ番組『ガチンコ!』にて漫才コンビを育てる企画『ガチンコ!漫才道』の講師を務めた(優勝は足軽エンペラー。南海キャンディーズ結成以前の山里亮太が所属)。

2.「M-1史上最高の大会」 … 昨年度実施されたM-1グランプリ2019について、決勝に出場したコンビのネタがどれも素晴らしく(ニューヨークを除く)、各メディアでこのように形容された。

3.ニューヨーク … お笑いコンビ。数年前よりおぎやはぎ等、各方面からコントの実力を評価される。M-1グランプリ2019ではトップバッターとして出場。歌ネタを披露し最低点となってしまった。松本人志のコメントを受けてのリアクションが最も面白かったです。

4.「監禁されてて〜(中略)餃子定食が扉の下から出て来てた」 … 『オールドボーイ』より。シャークくんはパクチャヌクがとても好き。結末の違う原作漫画版もぜひ。

5.オズワルド … ボケ畠中(32)、ツッコミ伊藤(30)のお笑いコンビ。M-1史観で考えると『おぎやはぎ、POISON GIRL BAND以降』の東京らしい漫才の最新系。

6.システム漫才 … 1つのパターンを繰り返す漫才のタイプのこと。過去のM-1で印象的なシステム漫才というとナイツのヤホー漫才、ハライチのノリボケ漫才など。今回M-1グランプリ2019年優勝のミルクボーイのネタもシステム漫才の1つといえるだろう。漫才タイプの分類としては他にはしゃべくり漫才、コント漫才などが代表的である。

7.上沼恵美子 … 日本のウェッサイを代表するオールドスクールラッパー。印象的なフロウは関西在住の主婦たちを中心に影響が大きい。M-1グランプリ2019では審査員として一人でボケ続け、孤軍奮闘した。

8.和牛 … 復活後のM-1グランプリを大いに盛り上げたお笑いコンビ。2015年〜2019年まで5度連続決勝に進んでおり、うち3大会準優勝。敗者復活も唯一2度勝ち抜いた。磨き上げられた完成度の高い漫才に定評がある。特に2018年度決勝のネタは評価が高く、スティーリー・ダンみたいでした。 

9.「桜庭がヴァンダレイ・シウバに負けた時」…Uインターの若手であった桜庭和志が「グレイシーハンター」として総合格闘技PRIDEの世界で活躍したことは、高田ヒクソン戦後のプロレスファンの心境を大いに励ました。日本格闘界の救世主として今思えば過剰な期待を背負い、連勝を続けていた桜庭は、同じく連勝(ダンヘンダーソンにも!)を続けていたヴァンダレイ・シウバとPRIDE.13にて対戦。今大会から解禁された4点ポジションでのヒザ蹴りとサッカーボール・キックにより1R TKO負け。血で染まった桜庭の顔は当時のファンたちの脳裏に焼き着いた。その後も2戦リベンジマッチが組まれるが桜庭はリベンジすることができなかった。

10.ミルコ … ミルコ・クロコップ。クロアチアの格闘家。ゼロ年代総合格闘技ブームの立役者の一人。K-1からPRIDEに参戦。エメリヤーエンコ・ヒョードル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと並んでPRIDEヘビー級三強と称された。クロアチアの警察、という意味でクロコップらしいです。

11.『チリンチリン』 … 漫才コンビ、チュートリアルが2006年M-1グランプリ王者となった際に披露したネタ。今見ると終始不穏試合である初回のM-1グランプリ2001にも出場していたコンビのリベンジというストーリー性も多少乗っかっているが、視点の斬新さと展開力が評価され、M-1ベストネタにあげられることが多い。

12.カジサック『カジサックの部屋』… 漫才コンビ・キングコングのボケ担当梶原がはじめたYoutube番組。基本的にあまり面白くはないが、NONSTYLE石田など他の芸人たちがM-1などのお笑い裏話を話す回はどれも良い。

13.2001年当時の松本人志 … 自身のお笑いについての考えなどをまとめた書籍『遺書』『松本』がベストセラーとなったのは当時からさらに五年ほど前だが、書籍に残したような「自分が本当に面白いと思ったことでしか笑わない」などの尖った態度は健在。

14.『VISUALBUM』 … ミュージシャンがアルバムをリリースするように定期的に作品をリリースしたい、またテレビ番組でのコントのような一過性のお笑いではない、後世に残るお笑いを目指して制作された映像作品。松本人志が残したもので最高傑作と言われることが多い。

15.『夢で逢えたら』 … 1988年〜1991年まで放送された深夜番組。後にお笑い第3世代と呼ばれるダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコ、野沢直子が出演。東京進出後のダウンタウンがブレイクするきっかけとなる。当時、関西ローカルのダウンタウン看板番組『4時ですよーだ』から関西人はダウンタウンのファンとなっていたため、他の地域の人々に対して「俺らは4時からダウンタウンのファンやしな」といった言動などを振りかざしていたと聞いたことがあります。

16.M-1アナザーストーリー … 本音声では『アフターストーリー』と発言していますがアナザーストーリーが正しい。2018年霜降り明星優勝の回も素晴らしいが、2019年はミルクボーイの二人にスポットがしっかり当たった構成で号泣必至。


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