マガジンのカバー画像

恋する人類

7
恋をしたり快楽や愛のためのセックスをしたり... 人間ってとっても不思議。エッセイのようなマニュアルのような、テキトーなnoteです。
運営しているクリエイター

記事一覧

ネオテニーとセックスの話し

先々月「褒める話し」を書いた。「他人を褒めることは、自分を幸せにすることと同じなのかもしれない。」などと書いておきながら、褒めることについて疑問を感じ始めてしまった。 褒めることと世辞をいうことは違うのだけれど、それを混同しているひとが非常に多い。褒めるというのは、自分が素敵だなと思ったことを口にすることで、相手を気持ち良くするために無理に吐き出す言葉ではないのだ。Twitter社が「言論の健全化のために廃止する」と言っている「いいね」文化…つまり「相手をとりあえず肯定して

冬に備える本能の話し

最近、数名の男性から、立て続けに連絡がきた。元恋人や元セックスフレンド達からのスマートなお誘い。みな、久し振りの連絡であったから、ちょっと驚いた。 急なモテ期の到来?!?!新しく知り合ったかたからならまだ理解できるのに、なぜ昔関係のあった彼らから?と原因を考えていたのだけど、ひょっとして、寒くなってきたから?東京は急にグッと冷えたから、なんとなく昔の温かさが恋しくなったんだろうか。彼らとはみな、お互いに嫌いになって別れたわけではなかったのだ。 この関係は非常に面白

約束を忘れる話し

来週は彼とコンサートに出かける。いつもとは少し違うデート。少しお洒落をして、きちんとメイクをして...シックで上品なワンピースがいいかな?などどウキウキしていた。彼をコンサートへ誘ったのは、数ヶ月前のチケット購入時だったから、 「来週のコンサート、予定通りでいいかな?」と確認のメッセージをした。返信、 「ごめん、忘れてた。仕事をいれちゃった。本当にごめん、チケット代を払うから...」 最初にわたしの頭をよぎったのは、チケット代のことなど、どうでもいいこと、それから

食事とデートの話し

好きな彼とは、どんなことをして過ごすのも楽しいけれど、一緒に食事をするのは、特に楽しい。 先日、彼がふらっと連れていってくれたお店は、お酒もお料理も美味しくて、店員さんも丁寧で、照明やインテリアも落ち着いていて、私の好きな音楽もゆるやかに流れていた。彼との話しも、とても面白い。素晴らしい瞬間の連続。最高。 仕事上、私は初対面のひとの本心をみつける必要がある。そのために必ず「最近、幸せだなぁと感じたことはなんですか?」と訊ねるようにしている。すると「大切な友達や家族と美味

「恋する人類」はじめに

恋愛やセックスって不思議なものだ。人類ではない、他の生き物はしない...もっとも生殖のための性交があっても、人間みたいに、そこに必要以上の快楽を求めたり、愛を求めたり、テクニックを求めたりしない。どうして私たちだけ恋をするんだろう、ほんとうに不思議。 だからこそ、恋や性に悩むひとが多いんだなって気づいて、ちょっとはっとした。私は好きになったひととは大抵お付き合いできたし(福山雅治は除く!)、楽しいし、そりゃ、恋愛らしい切なさや、悲しさ、嫉妬なんかも経験したけれど、恋人やセッ

褒める話し

時の流れには逆らえず、お誕生日を迎えるごとに、シワやシミが増えてくる。鏡をみながら「美肌が良しとされるのは美容業界の洗脳のせい、気にしすぎ!」「これは歳を重ねたという証。美しいものなの!」と極力前向きに捉えようとしても、どこか諦めや劣等感を抱いている自分に気がついた。 「やっぱり美肌を目指してみよう」と心に決めて、いつもより丁寧にケアをしてみた。 その2,3日後、素敵な知人男性がふと「なんだか肌が綺麗になったね」と言ってくれた。彼はホストのように世辞を上手に言えるタイ

ファッションの話し

女性が男性に求める服装の第一条件、それは「清潔であること」。きちんと洗濯してあって、しわくちゃじゃない。それで合格です。オーバーサイズファッションを意図していないなら、体のラインにあったシンプルな服を選べば、何の問題もありません。 着飾るのが好きなひとは、それぞれ好きなファッションを楽しめばいい。少数派でも構わない、そのスタイルを好きな相手が絶対に見つかるから。「誰かにモテるためには、これを着ろ!」なんて、とっても残念だ。 人間界では、化粧をして色々なファッションを纏うこ