Twitterに投稿したマジカルバナナネタがくだらなかったくせにロングバージョンを作ってしまった

※♪マークのあるところは、マジカルバナナのリズムに合わせてお読みいただけると臨場感が増し、多幸感（私の）が増してくるかもしれません。

サル男「子供の頃にマジカルバナナってよくやらなかった？　久しぶりにやってみたいんだけど」

モン太「懐かしいね。いいよ。やろう、やろう」

サル男「じゃあいくよ。マジカルバナナ♪　バナナといったらお猿♪」

モン太「お猿というより滑る皮♪」

サル男「いや、待て待て。僕の言ったやつを訂正してこないでよ。なに、『というより』って。否定されてるじゃん。バナナといったら滑る皮♪っていうべきだったってこと？　まあいいや。滑る皮といったらコント♪」

モン太「コントでやってもウケない♪」

サル男「え、なんかダメ出しされたみたいになってない？　やっぱ否定してくるんだよな……。まあいいや。ウケないといったら下ネタ♪」

モン太「下ネタといったらバナナ♪」

サル男「なんかちょっとうまい具合に戻ってきた！　えっと……バナナといったら南国♪」

モン太「南国行くなら誰と行く♪」

サル男「ここはやっぱり君と行く♪」

モン太「僕なら絶対親と行く♪」

サル男「ちょっ、ずるいわ。自分だけ親孝行アピールして」

モン太「まあまあ。続けるよ。親といったらケンカ♪」

サル男「いや、『といったら』が『と行ったら』になってるわ。親と南国行ってケンカしてんじゃん。さっきの親孝行アピールが早速台無しになってるよ」

モン太「だって口うるさいじゃん。一緒に旅行にいくと、絶対ケンカになるからね」

サル男「いや、そんなことないわ」

モン太「だいたいさ、このゲームってバナナから始めるけど、もうそこがダメなんだよ。バナナから始めたってろくな展開にならないから。バナナから始めたせいで最終的にケンカまでいっちゃうんだよ」

サル男「そうかな？　まあ、でもバナナ以外から始めてもいいんじゃない？」

モン太「じゃあ、ケーキだな。ケーキ。だいたいさ、バナナがおやつかどうかなんて議論自体がもう古いんだよ。やっぱケーキ食べたいよ」

サル男「いや、そんな議論してなかったじゃん。まあ、いいや。ケーキから始めればいい感じの展開になるんだね？」

モン太「もちろん。いくよ！　ケーキといったらケンカ♪」

サル男「ええっ！？　いやいや、ケンカしちゃってるよ！　最速でケンカに辿りついちゃってるよ！　ケンカまでいくのはバナナのせいだとか言っておいて。っていうか、『ケーキといったらケンカ』ってどういうこと！？」

モン太「あれはまだ僕が小さかった頃の話さ……」

サル男「なんか回想モードに入っちゃってる」

モン太「誕生日やクリスマス……特別な日に限って奴は家に現れた……」

サル男「奴ってケーキのことね？　だいたいケーキってそういうもんじゃん」

モン太「僕は何度思ったことかわからないよ。この大きな丸いケーキを一人で食べられたらどれほど幸せだろうってね」

サル男「まあ、そういうのは家族で切り分けて食べるよね」

モン太「そう。すると必ず『モン太のケーキのほうが大きい！』とかって話になる」

サル男「ああ……それでケンカか……」

モン太「僕はそんなことないと思うんだ。どれも均等に切り分けられてると思うんだよ。でも向こうは全然納得してくれなくて。『モン太のケーキが一番大きい！　ズルい！　それ、お母さんが食べる！』ってね」

サル男「いや、ケンカの相手、親！？　お母さんが切り分けて、兄弟がケンカしてるんじゃないの！？」

モン太「親といったらケンカ♪」

サル男「そこにもかかってくるのか。もういいわ」