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#5 LMIに転職を決めたきっかけ

前回は、私と永井との出会いを振り返りながら、「レガシー・マーケット・イノベーション(以下、「LMI」)」に込められた想いとその背景を綴りました。

私がLMIグループに正式にジョインしたのは2020年1月のことなので、ミッションの完成から数えれば、ざっと5年ほど要しています。

正直に言えば、あくまで部外者だった私にとって、ミッションが決まった段階では「やっと良いミッションが出来たね」くらいの感覚。
それ以上の感慨はありませんでした。

その間に、私の心に変化が生じたからこそ、転職という決断を下すことになったわけです。

今日は、私がLMIグループに転職するに至ったきっかけについて語りたいと思います。

心境の変化を起こした2つのきっかけ

「LMI」という概念に対する確信

まず、私に心境の変化を与えたきっかけの1つ目は、
永井が「LMI」という概念を着実に具現化し、結果を出し続けていたことでした。

デジタル技術を積極的に導入したり、変革の可能性がありそうな企業を探し出して買収したり。
私は助言する立場に過ぎませんでしたが、永井からの報告を受けるたび「LMIは、本質を突いた概念である」という確信をどんどん深めていきました。

レガシー・マーケット・イノベーションの概念を、より広い世界に広めていけるという夢を感じました。

永井とのわだかまりの解消

2つ目は、永井と私の関係性です。
数年の音信不通の後、助けを求める連絡をもらい、会社の経営に関する相談に乗ってきたわけですが、正直に言えば、私の心には常にわだかまりがありました。

原因は、前記事で書いた通り、永井が実家に呼び戻され、音信不通だった期間に私に対して陰口を言っていたらしいこと。

永井を信じたい気持ちが芽生えていく一方で、「また裏切られるかもしれない」という疑念がどうしても頭を過ってしまうのです。

私がLMIグループに参画するためには、その部分を完全にクリアにすること、永井という人間を100%信用できると言い切れることが必要不可欠でした。

2018年頃になってようやく、それまで何となく避けていた話題に正面から向き合うときがやってきました。

あの期間の出来事について、正直に教えてほしいと私は永井に尋ねました。

最初は永井自身、当時の気持ちをうまく思い出せずにいたようでしたが、やがて、「結局のところ、恥ずかしかったのだと思う」と話し始めました。

「強がらないとやっていけないような状態で、ファンドでバリバリやってる望田が嫉妬の対象になった。『あいつなんてサラリーマンやってるだけだろ』って、そうとでも思っていなければやってられなかった」と。

その答えは、私にとって十分に納得できるものでした。

自分だって彼と同じ立場なら、同じようになっていたに違いない。
永井は別に裏切ろうとしていたわけではない。
そう理解できた瞬間に、わだかまりは完全に溶けたような気がします。


「LMI」について伝え続ける

そうして、私はLMIに入社しました。
入社してから現在まで、目まぐるしい日々を送っていますが、「LMI」というミッションに込められた想いや背景を理解しているからこそ、走り続けることができていると感じます。

だからこそ、今共に働くメンバー、これから仲間になる方々、LMIに携わってくださる全ての皆様に、「LMI」について伝え続けていきたいと思っています。

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