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アワード運営での学び:三方良しのイベントを実現するためには?

こんちには。アワード担当の石上です。
アワードってなに?アワードの意味・意義については福井さんが素敵な記事「アワードは熱源であり挑戦者の背中を推す場所!?アワードの意義を語る」を確認してみてください。

福井さんがアワードの意味・意義を伝えてくださっているので、私からは
アワード開催から月日が経ってしまいましたが、企画~運営の中での学びをいくつかお伝えできればと思います。
お時間があれば、お読みいただけると嬉しいです。


アワードとは?

リンクアンドモチベーション主催の表彰イベントで、以下2つがあります。
・「ベストモチベーションカンパニーアワード(企業表彰)」
  - 全モチベーションクラウドユーザーの中から、日本一エンゲージメントスコアが高い会社を表彰します。
・「モチベーションチームアワード(部署表彰)」
  - エンゲージメントスコアや組織の変化が素晴らしい部署を表彰します。
それぞれのイベントは、「表彰式」と「トークセッション」で構成されております。

過去の写真(リアル開催時)

表彰式(イベント)の意味とは?

リンクアンドモチベーションでは、「イベントフォーカスマネジメント」という考え方があります。従業員のモチベーションは時間と共に必ず低下するものなので、モチベーションが下がるタイミングでイベントを行うことで
モチベーションを高め続けることができると考えています。
その意味においても、年に一回ではありますが、モチベーションクラウドをご活用いただいている企業様、部署長様の努力や継続してくださっている
成果を表彰する意味は非常に大きいものだと思います。

出典

チームアワードの表彰式での工夫

先ほど、表彰式の意味はお伝えしましたが、
チームアワードの表彰式では受賞部署の代表者様を画面に投影させていただく工夫を行っております。
実は本年度のアワードではお客様の投影を廃止する議論がありました。
理由は、
・画面に投影するオペレーションはお客様に依存してしまうため、毎年、
 投影されないお客様がいらっしゃることによるマイナスの影響
・受賞部署様も多く、画面に投影できる時間が短いため、別の方法で
 担保した方がモチベーションが上がるのでは?
・オペレーションが複雑で、ミスが多くなる可能性が高まるため、
 イベントとしての価値が下がってしまうのでは?
といったことが、議論されていました。
しかし、上記にも記載した通り、表彰式の目的は受賞部署様の
モチベーションをマネジメントすることであるという原点に立ち返り、
継続して画面に投影することになりました。

ただ、昨年のやり方を踏襲しても、投影されない受賞部署様がでてしまう、オペレーションの複雑性は解決されません。
そこで、本年度は表彰式の開催前にお集まりいただき、表彰式のリハーサルを行い、オペレーションミスが起こらない対策を行いました。
また、リハーサルに参加できない受賞者様もいらっしゃるため、
事前の配布資料を拡充し、リハーサルに参加できなかったとしても、
不安が生じないようにしました。

結果、受賞部署様全員がトラブルなく画面に投影され、良い形で表彰式を
終えることができました。受賞部署の代表者様だけではなく、部署の皆様が集まり、嬉しそうに手を振っていただく姿、自社の商品を持って参加される姿を観て、改めてこのような設計にして良かったと心から思うことができました。
どれだけ準備、対策をしてもトラブルは起きてしまうと諦めるのではなく、受賞者様全員が参加して良かったと思えるにはどのようにすれば良いかと
考え続け、実行する大切さを改めて感じることができました。

ここまでは、表彰式での工夫について記載しましたので、
ここからはトークセッションを制作する上で大切にしていたことを
お伝えできればと思います。

トークセッションを作成する上で意識したことと落とし穴 

①話者が話しやすいことが何よりも大事 

トークセッションを制作する際に、登壇者ではない第3者がコンテンツ設計をする会社様も少なくないと思います。実際、アワードもファシリテーターが制作するというよりも、事務局がメインで制作しております。制作していると、流れやスライド毎に話して欲しいメッセージを細かく設計される方も多いと思いますし、設計することは非常に重要です。
しかし、話すのは登壇者です。一番大切なことは、話者が話しやすいことであり、極論を言ってしまえば、スライドが間違っていても話者が話しやすいことを優先するべきであると思います。制作していると、このスライドでは○○について話してほしい、この順番で話して欲しいという気持ちが出てくると思いますが、話者が一番話しやすい形式は何かを考え、それにアジャストしていく力が必要になります。

②問いをフラットに考える  

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、私は問いをフラットに考えることが振り返ってみて一番難しかったように思います。難しい要因は2つ。
1つ目は、弊社・登壇企業様として伝えたい・伝えるべきメッセージや考え方が先行する。2つ目は、視聴者の属性が複雑であるため、何を伝えるべきか不明瞭であること。この2つがトークセッションを制作する上で躓いたポイントでした。伝えたい、伝えるべきメッセージが視聴者にとって興味があることとは限りません。勿論、興味のある内容だけを伝えるべきとは思いませんが、視聴者目線に立ち、どのような内容を知ることができたら、
実りの多い時間になるかを考える必要があります。実際、普段からお客様のご支援をしているコンサルタントにどのような質問を受けることが多いのか、何に困っていることが多いのかヒアリングし、登壇企業様と話している内容と問いを当てるプロセスを繰り返し行いました。
繰り返しにはなりますが、伝えたいメッセージを伝えるだけではなく、
視聴者の知りたいことに編集して、伝えるべきメッセージを届けることが
必要だと考えています。

③自分自身が登壇者のファンになる

スタンス論になってしまいますが、、、振り返ってみてトークセッションを制作する上で、何よりも大切なことは、自分自身が登壇者様のファンになることです。今回、私は2社様のトークセッションを担当しましたが、会社の成り立ち、会社/部署で何を大切にしているのか、登壇者様の経歴、部署メンバーはどんな方々なのか、など私が一番登壇者様のことを理解し、
ファンになることを意識しました。上記にも記載しましたが、私たちが伝えたいメッセージを登壇者様を通じて伝えることも大切です。
しかし、登壇者様の魅力を理解していることが前提だと思います。
視聴者に伝えたいメッセージを考えることは非常に重要ですが、「まず理解に徹する。問題が起こる前に、評価したり処方したりする前に、自分の考えを主張する前に、まず理解するよう努力する。それは、人と人とが力を合わせる相互依存に必要不可欠な習慣である。」『スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』』にもある通り、お客様のことを理解して初めて、
良いメッセージを伝えることができると思います。お客様の商品に触れることができるあれば、実際に触れてみる。お客様の歴史を調べてみる。
できることは数多くあると思うので、まずは自分自身が登壇者様のファンになるということを意識してみてください。 

最後に

表彰式、トークセッションを企画~実行する上で、私が反省したポイントや意識したポイントを書かせていただきましたが、上手くできなかったことの方が多いです。ですが、普段お客様と直接関わる機会が少ないからこそ、
貴重な機会と捉え、真摯に向き合うことができたと思います。
トークセッションの成功は視聴者の満足度もそうだと思いますが、
登壇企業様からもう一度一緒に登壇しましょうと言っていただける、
リピートを獲得することだと思います。是非、登壇企業様からそのような
お声をいただけるように引き続き、アワードをブラッシュアップしていきたいと思います。


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