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【スマブラSP】リストラステージ集

全 員 参 戦」がコンセプトの大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
そんな本作でも全ステージの登場は不可能だった
懐かしのあの場所から最新ひとつ前の作品まで、リストラの憂き目にあったステージを紹介していく

戦場、終点のデザイン違いはノーカン
登場作品は初代、DX、X、3DS、WiiU表記


リストラステージ一覧

惑星ゼーベス

登場:初代
原作:メトロイド

惑星ゼーベスの地下一層目に広がるエリア『ブリンスタ』がモチーフになっている

下から満ちてくる酸の海、右上の上下に動く足場など多くのギミックが搭載されている
コンセプトはDX以降のブリンスタへ引き継がれた(名称を変更、酸の海続投など)

ステージ『ブリンスタ』
足場の支柱や床のつなぎ目を壊せるなどの追加要素が

セクターZ

登場:初代
原作:スターフォックス64

スターフォックス64の終盤にステージ「セクターZ宙域」がモチーフになっており、背景にはZ型の星雲が浮かんでいる

やたらデカいステージであり初代の中では最長の広さ
横方向への吹っ飛ばしでは中々撃墜できず苦労する
アーウィンの狙撃でダメージを喰らうこともある
こちらもDXの『惑星コーネリア』へ引継ぎされたが、ステージのサイズ縮小や主砲に足場判定追加&ビーム発射などのギミックが追加されている

ステージ『惑星コーネリア』
ギミックだけでなく背景も大きく変更になった

メタ・クリスタル

登場:初代
原作:オリジナル

1人用モードで登場する謎のステージ
乱闘で選ぶことはできず、ステージ名も『スマブラ拳!!』で判明したもの
メタルマリオ戦の専用ステージでもあり、シンプルな造形やBGMの格好良さから人気の高いステージ
残念ながら初代以降復活することはなかったが、SPでBGMだけは無事復活
気になる人はクッパの勝ち上がり乱闘をどうぞ
ステージ自体はスマブラオリジナルだが、モチーフとなったのは恐らく『スーパーマリオ64』の「やみにとけるどうくつ」及び「メタルぼうしのどくつ」
背景のクリスタルや赤い鉄骨が同ステージで登場しており、どちらもメタルぼうしを使って攻略する

アイシクルマウンテン

登場:DX
原作:アイスクライマー

ひたすら上へ登っていく縦スクロールのステージ
原作のアイスクライマーが雪山を上へ上へと登るゲーム内容をイメージしたものになっている

足場の不安定さや氷で滑る足場、早いスクロール速度などとにかく移動に追いつけずミスすることが多いステージ
あまりの複雑さにLv9CPが付いてこれずそのままミスになるなんてことも
ジャンプ性能で格差が激しく付いてしまう為公平なバトルとはならず、続投は見送られたのだろうか
このステージはリストラとなったが同じアイスクライマー原作の作品では『頂上』がXに登場しSPでも復活した

ステージ『頂上』
アイシクルマウンテンを登り切った先にあるのがこれと思われる

ポケモン亜空間

登場:DX
原作:ポケットモンスターシリーズ


雲海を背景に次々とポケモンが飛び交い、それを足場にしながら戦う…と意味不明な状況のステージ
ステージ選択時は「カントー地方」と表示されるが当然原作にこんなものはない
ステージ自体も高難度であり、丸みを帯びていて動きにくい足場や何度も強制される足場移動、更には画面外へ落下する足場もあるなど事故死ポイント多数
桜井氏にも「遊びにくい(極端なギミックが多い)ステージ」と評される程
原作再現性のなさや遊びにくいギミックからリストラになったと考えられる

フラットゾーン、フラットゾーン2

登場:DX(前者)X,3DS(後者)
原作:ゲーム&ウォッチ

ステージ『フラットゾーン』

ゲーム&ウォッチの様々なゲームを再現したステージ
ゲーム機の中で戦う、キャラが平面で再現されるなど初代には無かった様々な新演出が盛り込まれた
X以降はフラットゾーン2に引き継がれ、時間経過でステージが切り替わるなどよりボリュームが増した
WiiU以降では前者と後者を合体させた『フラットゾーンX』が登場しどちらも再び登場することになった

いにしえの王国(DX)

登場:DX
原作:スーパーマリオブラザース

マリオシリーズのレトロな雰囲気を再現したステージ
初代にも同名のステージがあるがあちらと違って
・土管ギミック、POWブロックは撤廃
・天秤リフトの配置が横に広くなった
・レンガブロックは破壊可能で数秒後に復活
・ハテナブロックは攻撃すればアイテムが出現する
・稀にレンガブロックがハテナブロックのみになる
といった特徴がある
X以降は64版もDX版も登場しなかったが、SPでは64版のみ復活
コンセプト被りということで残念ながらDX版はお流れとなった

SPで復活した『いにしえの王国(64)』
似ているようでだいぶ違うステージ構成になっている

ミュートシティ エイトロード

登場:DX
原作:F-ZERO X

レース中のコースを足場に乗って移動、特定地点ではコースに着地し高速走行する車体をよけながら乱闘する、という以降のレースゲーム原作ステージの基礎となったステージ
またレース中の車を破壊できるという独自のギミックも
Xではロケーションは違うが『ポートタウン エアロダイブ』が登場しコンセプトが引き継がれた
また3DS,SPでは同名だがステージ内容が一新された『ミュートシティ(SFC)』も登場した

ステージ『ミュートシティ(SFC)』
DX版とは全く別物となっている

大滝登り

登場:X
原作:ドンキーコング ジャングルビート

アイシクルマウンテンと同じく上へ登っていくステージ
前半はKコースのイナップル王国の「大滝のぼり」、後半はDコースのオレンジ王国の「スカイガーデン」等をモチーフにしている

梯子の追加、横移動多めなどアイシクルマウンテンに比べれば移動しやすいものの、やはり鈍足キャラには難しいステージ
また道中のトゲは異常な高ふっとび&ダメージを与えてくるためトゲゲーになりがちなことも(一人モードではCPUをトゲに当てればまず一撃)
もし続投していればリトルマックやガオガエンなどは大変苦労することになっただろう

いにしえっぽい王国(地下)

登場:X
原作:スーパーマリオブラザース

いにしえっぽい王国を選択時にランダム(もしくはシールドボタン押しっぱなし)で選ばれるステージ
初代マリオの1-2をリアルに再現したステージになっており、ブロックや穴の配置がほぼ全く同じである

横スクロールで右へ進む形式であり、原作のゴールへ続く土管を超えるとスタート地点に戻って来る(ワープゾーンの土管は無し)
ブロックは破壊できるものの道が狭いことから体格の大きいキャラは動きずらい、かといって上の足場だと上方向へ容易に撃墜されるなどこちらも危険
そのようなバランスの悪さからリストラになったと思われる
通常版のいにしえっぽい王国(地上)は3DSやSPで続投した

ピクトチャット

登場:X
原作:ピクトチャット

ニンテンドーDSの付属アプリ
ワイヤレス通信で他プレイヤーとメッセージや手描きイラストをやり取りできるなど、今でこそ古い内容だが当時からすれば斬新だった

原作のメッセージウインドウがステージとなり、背景にさまざまなイラストが描かれてそのまま足場やギミックになっていく
ステージそのものは3DS以降に『ピクトチャット2』へとリメイク
殆どビジュアルも変化しなかったが、描かれるイラストは大きく変更された(スマブラ参戦キャラをモチーフにしたイラストが増えた)


レインボーロード

登場:3DS
原作:マリオカート7

マリオカートシリーズではお馴染みのスペシャルカップ最終コースを飾るステージ
今回は土星や月面がレース場になるなどコズミックな雰囲気が強いマリオカート7からの出典

リストラ仲間の『ミュートシティ エイトロード』や同じマリオカート原作の『マリオサーキット(WiiU,SP)』と同様のレースコースを移動しながら特定地点で着地するコース
原作再現度が高くステージの構成もさほど複雑でなかったが、残念ながらWiiU以降の『マリオサーキット』と入れ替わりになる形でリストラ
SPでも復活とはならなかった

パックメイズ

登場:3DS
原作:パックマン

パックマン原作のあの青い迷路を再現したステージ
ダメージ判定のあるモンスターズ、スコアを得られるドットやフルーツ、スコアを集めて入手できるパワーアップアイテムのパワーエサなど原作要素を多大に盛り込みつつスマブラ用にアレンジしている
ドットやモンスターズはプレイヤーごとに個別管理されており、3DSという携帯機ならではの仕様になっている(プレイヤー1がパワーエサを取りモンスターズがイジケ状態になっても、プレイヤー2の画面ではモンスターズは通常のまま、など)
このギミックをWiiUやSwitchなどの据え置き機で再現するのが難しい為、リストラになったのだろう
他社コラボ作品が原作のステージでは唯一のリストラとなってしまった

バナナジャングル

登場:WiiU
原作:ドンキーコング リターンズ

横のみならず奥への移動も駆使してステージをクリアし、ドンキーコングアイランドの平和を脅かす「ティキ族」を倒しに行く『ドンキーコング リターンズ』が原作のステージ
背景は最初のステージ「バナナジャングル」がモチーフ 

タル大砲を使って手前と奥の2ラインを移動する独特なステージ
大砲の連続使用によるダメージデメリット、柱による進路妨害、ステージの沈下などかなり癖が強い内容になっている
ある程度の制限はあるが「逃げ」にかなり有利なステージになっておりライン移動で時間の消費が激しいことから評価が分かれやすい
遅延行為の可能性を懸念してリストラに選ばれたと考えられる

ヨッシーウールワールド

登場:WiiU
原作:ヨッシーウールワールド

あみぐるみや手芸品などで作られた毛糸の世界を冒険する『ヨッシーウールワールド』が原作のステージ
平地はワールド1-5「あみあみ風車のおか」、空中はワールド3-2「おもちゃの国のゆらゆらモビール」がモチーフとなっている

平地も毛糸でできているためファイターが立っていると少し沈んでしまう
時間経過で平地が落下し空中の足場だけで戦うことになる
また時間が経てば平地も帰って来るという平地→空中→平地…を繰り返すステージ
こちらも原作再現度は高く欠点らしいところが見当たらないが、SPではリストラとなってしまった
その代わりかは不明だが、SPではヨッシーの8Pカラーに最新作『ヨッシークラフトワールド』から先行登場したフロッキー加工風のふわふわカラーが登場した

パイロスフィア

登場:WiiU
原作:メトロイド Other M

スペースコロニー・ボトルシップのセクター3『パイロスフィア』にある地熱発電所が原作のステージ

ステージ自体は平たんな足場とすり抜け足場×4とシンプルだが、時間経過で原作敵キャラが妨害しに来るというギミックがある
その中でもサムスの宿敵であるリドリーが登場するのが一番の目玉
すり抜け足場を破壊する、ステージ奥から突進する、足場を貫通する攻撃など非常にパワフルなものになっており、更に一定ダメージ与えると撃破プレイヤーの仲間になる
相手プレイヤーも反撃できHPが0になれば撃墜点が入るなどアシストフィギュア(特にSP以降)の仕様に近いものとなっている
SPではリドリーがファイターとして参戦しキャラ被りになってしまう為、リストラになった(その割にはルフレの切り札でクロムがクロムを殴ったりできるが)

オービタルゲート周域

登場:WiiU
原作:スターフォックス アサルト

『スターフォックス アサルト』のミッション8「オービタルゲート周域」が舞台のステージ
原作では侵攻してくるアパロイドから巨大ワープ装置「オービタルゲート」を防衛するのが目的となっている

開発に一年を掛けたとされる美しいグラフィックのステージ
『惑星コーネリア』とほぼ同じと思いきや足場をミサイルに飛び移ったりミサイルが撃墜されて足場が無くなったりアーウィンに飛び乗ったり…とかなり忙しい内容になっている
言ってしまえばWiiU版『ポケモン亜空間』であり不慮の落下ミスが多発しやすい
強制スクロールにしろ足場変化にしろ、動き続ける足場は乱闘に不向きでどうしても逃げや事故死に悩まされることになる
開発期間とは反比例して僅か一作品の出演となってしまった

Miiverse

登場:WiiU
原作:Miiverse

Wii Uとニンテンドー3DS対応の無料SNSアプリ
ユーザーやゲーム公式とコミュニケーションを取れるほか、ゲームと連動機能がつくこともあった

アップデート(2015/6/15/配信のVer.1.0.8)により追加されたステージであり、Miiverseと連動機能を持っている
見た目は普通の戦場だが、撃墜やステージの背景に各ファイターごとにあるMiiverse専用コミュニティに投稿された応援イラストが表示される
スマブラを遊んでいるユーザー以外でも関わることができるなど非常に個性的なギミックだった
しかしMiiverseのサービス終了により応援イラスト表示機能も撤廃、ただの色変え戦場となってしまった
SP発売後もMiiverse復活やそれに類するものの発表無かったためリストラ


引き継ぎや合併したステージを除くとドンキーコングシリーズが最多の2ステージリストラということに
どちらもギミックが独特すぎるのが原因か
強制スクロール、足場変化の多い(=事故死しやすい)ステージもリストラされやすく「ステージに倒される」事態を減らすためのリストラではないかと思われる(無論SPにも強力なステージギミックは存在する)

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