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首尾一貫、のべつ幕なし

朝起きて、まずメール確認をする。

目が覚めて一番最初にする事は何か。

シャワーでも歯磨きでもない。

まずメールを覗く。

パソコンの前に座ってメールを覗く。

何もない日はない。

基本的に問題が発生しているので解決する。

眠い。


ひと段落したら水を取りにいく。

ジョッキのような大きなコップを持って1階に行く。

トイレで用を足して水を飲んで、シャワーを浴びる。

出して飲んで浴びるのだ。


2階に戻る。

右手には水の入ったコップ、左手にチョコである。

パソコンの前に座って仕事を始める。

依頼されたものを納期の順番に進める。

1時間も掛からないで終わる仕事もあれば、2週間毎日作業をしていても、まだ終わりが見えないものもある。

集中力との勝負である。


チョコを食べる。

惰性で食べる。

朝食と昼食を兼用したチョコである。

チョコまみれである。

んまい。


垂れ流しているラジオやサブスクの映像を横目に仕事を進める。

気付いたら大体18時。

気付いたら大体18時である。

洗い物をする為に1階に降りる。

鼻歌交じりに洗い物を済ませる。

鼻歌交じりに2階に戻り。

鼻歌交じりに仕事を進める。


20時頃、家族の食事に合わせて自分も食卓に行く。

最近は大体母と二人。

録画した番組を見る。

母が面白いのではないかと思ったドラマを録り貯めていて、最近は「どうする家康」である。

毎回毎回、どうにも上手く行かない家康。

無理難題に直面する家康。

泰平の世を目指し苦悩する家康。

頑張れ家康。

負けるな家康。

どうする家康。


2階に戻る。

右手には水の入ったコップ、左手にチョコである。

チョコまみれである。

ごみ箱はチョコまみれである。

正にチョコまみれである。

どうする家康。


気付けば24時を回る。

気付けば次の日である。

凄い。

タイムスリップに近い。

凄い。


涼しくなり仕事も捗る。

しかし時計は3時。

眼も集中力も限界を迎える。

気絶しそうな身体を無理矢理叩き起こしてシャワーを浴びに行く。

既に眼が「33」になっている。

33のままシャワーを浴びる。

口も「3」になる。

3 3
 3


2階に戻る。

もうたまらなく眠い。

大体4時前である。

しかし、脳が活性化している為に全く寝付けない。

ラジオを流す。

音量を最小限にして、電気を消す。

明日の仕事の事を考える。

頑張ろう。


眠る。


起きる。


メールを見る。


出して飲んで浴びる。


右手に水の入ったコップ、左手にチョコ。


チョコまみれ。


鼻歌交じりに。


どうする家康。


凄い。


3 3
 3




首尾一貫、のべつ幕なし。

頑張ろう。




首尾一貫
物事のはじめから終わりまで一つの主義や方針などを貫き通す事。
類句「終始一貫


のべつ幕なし
休みなく続く様子。
参考「芝居で幕を下ろさずに演じ続ける意から。」




サポートして頂いた方の事は一生忘れません。 靴ぐらいなら喜んで舐めます。