吃音症 難発

私は今日、もう我慢の限界になり、頭が真っ白になって言葉が出てこないことがあるんだと、親に吃音症であることを打ち明けてみました。
でも帰ってきた言葉は、期待していたものとは違う言葉で。「そんなの誰にでもあるよ」と、鼻で笑いながら言われました。親は一番傍に味方に来てくれると、勝手に勘違いしていました。

始めたばかりのバイトの最中、今やっていることを遅番の人に説明しておいてと言われ、何をどう説明すればいいのか分からなく、頭の中が真っ白になりました。(これが難発の特徴かは定かではありませんが…)結果上手く話せず、我慢の限界になりバイト中泣いてしまった私。その我慢の限界は、こんなことも出来ないのか…と自分に対する呆れや、説明すらできないのかと相手に思われることの恐怖心からでした。
難発はほんとに辛いです。出だしの言葉が出ればスラスラと話せることもあります。ですが後半は言葉に詰まり同じことを繰り返したり。私だけかもしれませんが、初対面の人でも、割と自分から話を広げられる方だと思っています。ですが、何かを説明する場面や、人前で話すとなると言葉が上手くまとまらなかったり、そもそも一言目が出てきません。加えてあがり症でもあるので、言葉の息継ぎが苦しくなったり、テンポ良い会話がなかなか出来ません。これは年上や初対面の人に加え、家族や仲の良い友達の前でさえも発症します。ほんとに苦しいです。一言目が出てこないということは、意見が無いと思われてるだろうし、つまらないと思われていたらどうしようと不安になることも、自分の言いたいことが上手く説明出来ないという絶望感もあります。
でも読書をしたり、映画を観たり、芸術に触れると、相手が何を伝えたいのか説明は上手く出来ないけど理解できます。だから私は、言葉がなくても、情景や感情の色、音を駆使して将来、胸にぐっと来るような作品をつくりたいと思うのです。
最後に吃音症難発型について、これだけは知っておいて欲しいことを言います。それは『その人はちゃんと感じて、説明しようとしている』ということ。ちゃんと組みとって、説明することが出来ないことが多々あるかもしれません。そんな時は、話をゆっくり聞いてあげてください。自分の下手な説明でも理解してくれたんだ、理解しようとしてくれているんだ…と嬉しくなり安心します。吃音症の人は特に焦ってしまうのです。そこでテンポ感を合わせてくれるだけで、話しやすくなり、病気が発症しにくくなります。
この記事を通して、難発型の苦しみが理解される世の中になりますように。

ありがとうございます。夢に近づけた気がします🌷