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【読了】未来に先回りする思考法

未来に先回りする思考法面白かった。テクノロジーは「必要性」という原理の下に発達している。

必要性が特に浮き彫りになるのが、「生存欲求」があった時。戦争が起こると「機械」や「ロボット」「IT(情報技術)」が大規模な投資によって進み、冷戦によって「宇宙技術」が進んだ。

イスラエルがなぜ、テクノロジーの先進企業かと言えば、常に近隣諸国との戦争の危険性があり、国家を上げてテクノロジーを育てないと、近隣諸国との戦いに負けてしまうからとのこと。

日本がテクノロジーの更新企業であるのもここに起因する。ここ20年、日本は「先進国」という何となくのイメージを持ち続け、戦争もなく、海と日本語という言語に囲まれ1億人の人口を活かした、鎖国ビジネスを繰り広げ競合もなく、とにかく平和に過ごしてきたからこそ、他国に取り残されてしまった。

世界が今後も変わっていくとき、自分たちがその一等地にいて、地の利・先行者利益を得る事が出来るかが超重要。

そして、自分が携わっているビジネスの原理・必要性・なぜそのビジネスが生まれたかを自分で問い、原理に基づいて今後の見通しを立てる事が重要。

人材紹介であれば、原理は資本主義社会において「成長」が正義であり、「成長」を常に求められる企業において、事業成長をけん引する「人材の獲得」が急務であり、人材の獲得において、「出会い」を創出する「代理人」として、自社のデータベースに人材情報を蓄積し、その中から、企業の課題に合わせた「人材情報の提供」そしてその情報に対して「Fee」を頂いてきた。

しかし、ITの発展により、ビジネスSNS リンクドインやビズリーチ等、自社がブラックボックス化させてビジネスにしてきた「人材情報」が公共化し、「人材情報の提供」は価値を生まなくなってきてしまった。

そこで、俺は「人材情報の提供」という仕事を最大限削減し、「候補者の心理状況把握・予測」「口説き・内定までの演出」「企業への人材提案・潜在ニーズの発掘」という、ITに現在のところ代替されない技術を身に付けてきた。その技術を最大化するために転職を選んだ。

しかし、次の転職先はすでに先行者利益がある状態ではあるので、2年が限度でもあると考えている。2年でGMに昇格し、ビジネスをエクスパンドする必要があり。そして地の利を最大限に得られる環境にシフトする。

このような考えが未来に先回りする思考法。まず原則と歴史、必要性を考えて、未来を予測する事が重要という話。