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アルバム紹介 22 Ambitions ONE OK ROCK 「全世界を轟かすという野望を持った一枚」


みなさんこんにちは篠田長次郎です。あけましておめでとうございます。


年末にONE OK ROCKのライブDVDを紹介したこともあり新年1発目はそのままワンオクを紹介していこうと思います。






 ワンオクは2021年現在で9枚のアルバムをリリースしていますが、かなり各アルバムに特徴があります。


 例えば、1stアルバムのゼイタクビョウは、とにかく様々なタイプの曲を入れ込んでいたり、2ndアルバムBEAM OF LIGHTは難しい単語を多々用いて少しストーリー性のある内容だったり、5枚目残響リファレンスではエモーショナルな内容でかなり感情に訴えかけていたり、と言った感じです。

 6枚目の人生×僕=から一気に洋楽っぽさを手に入れてそこから一気に海外への知名度を手に入れていったと思います。



 今回紹介する8枚目のアルバムAmbitionsは、タイトル通り、情熱と野望のメッセージが歌詞に込められた激アツなアルバムです。完全感覚DreamerやThe Beginning Wasted Nightsなどのような有名チューンは少ないですが邦楽のいいところに洋楽の雰囲気と風とエッセンス、リズム感を盛り込んだ感じです。




 今回のアルバムを通してONE OK ROCKは50講演レベルの全世界ツアーを行っています。つまりこのアルバムで全世界を動かしたとも言えるでしょう!



Ambitions

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2017年1月11日 に発売されたONE OK ROCKの8枚目のオリジナル・アルバム。アメリカでは1月13日より発売。

1. Ambitions -Introduction-
2. Bombs away
3. Taking Off
4. We are
5. 20/20
6. Always coming back
7. Bedroom Warfare
8. Lost in Tonight
9. I was King
10. Listen (featuring Avril Lavigne)
11. One Way Ticket
12. Bon Voyage
13. Start Again
14. Take what you want (featuring 5 Seconds of Summer)


一曲ずつ解説していければと思います。


1. Ambitions -Introduction-

 比較的ダークでBPMもスローに進んでいく今作のイントロダクション。聴き手の想像を掻き立てる高揚感のある曲です。

 燃え盛る炎のようなイメージもしくは大自然の中を駆け巡るイメージ、はたまた新たなDNAが生まれるイメージ。

人によって受け取り方が変わる不思議なインストです。


2. Bombs away

ワンオクのアルバムの2曲目ってめちゃくちゃかっこいいものが多いんです。

Nichiシンドロームではパンクやメタル、エモの側面を前面に押し出したNever Let's This Goや、人生×僕=のEnding Story??ではUSのヒップホップの要素を持ちながら高速BPMの洗練されたギターリフで落とし込む、35xxxvのTake Me To The Topではインスト曲と繋がっており電子エフェクトを多用した近未来的なかっこよさを持っています。

Ambitionsの2曲目Bombs awayは、今までの2曲目とはまた一風変わった印象を持っています。BPMがゆっくりなのと、AメロとBメロのギターが異様に少ないんです。とは言ったもののギターを魅せるところはしっかり見せていくのでエナジェティックな中にも洗練されたカッコよさを持っています。
鬼リピ必須です。


3. Taking Off

今回紹介するアルバムは今までリリースしてきたワンオクの曲と比べて暗い曲が多いのですが、こちらは暗い中でもセクシーなかっこよさを持っています。映画のタイアップにもなっており、配信のシングルカットもされていてライブでも今も演奏される曲ですが、Takaの最初の歌い出しの

Stuck in the same routine~ がめちゃくちゃ気持ちいい!



4. We are

 Ambitionsの中で一番明るいナンバー。18歳になる子供達に生き方を彼らなりに示したメッセージソング。

ワンオク史上初の地上波TV出演もこの曲がきっかけです!

We are the colors in the dark (僕たちは暗闇の中の光だ)というメッセージに合わせてコーラスが入るパートは圧巻です。



5. 20/20

 過去の恋愛を強めに突き放す曲で、Japan TourではTakaとToruの向かい合いのパフォーマンスが話題となりました。

 ラスサビ前のベースを前面に押し出してくる感じや、ギターソロの登場タイミングなどライブで盛り上がる要素がたくさん詰まっています。


6. Always coming back

CMソングにもなっているピアノ音で始まるミドルバラードナンバー。

今回のアルバムは10代20代に対してのメッセージが強く、この楽曲は遠く離れてしまってもいつでも戻ってくるよとドラマティックな内容です。


7. Bedroom Warfare

過去アルバムにてClock Strikisや、Cry Outなどのリード曲に位置するようなナンバー。(Taking Offが配信シングルのため実際のリード曲は不明)

かなり洋楽的要素を持っており、男女のすれ違いをベット上の行いに喩えて歌い上げています。

PVでは海外のPOPバンドのような雰囲気で作り上げられていますが、ライブではゴリゴリにギターとベースを唸らせている表と裏の2つが楽しめる曲です!



8. Lost in Tonight

日本版のDiscのみに収録されていますがライブでは唯一披露されていません。かっこいいのに、、
かなりイディオム等(英語のことわざみたいなの)も散りばめられている歌詞で、特殊な楽器音もちょくちょく登場して遊び心があります。タイトル通りガッツリ夜の雰囲気。



9. I was King

ワンオクにしては珍しいアニメPVの曲で、オーケストラ調に曲が進行していきます。やはり全体的にこのアルバムは夜の雰囲気が強く、ダークかつ力強いナンバーが特にこの曲と2曲目のBombs awayかなと思います。
シンガロングパートもあり、ライブでも盛り上がります。



10. Listen (featuring Avril Lavigne)

あの、あのAvril Lavigneとついにコラボしてしまいました。

かなり昔から彼らはAvrilのファンを公言しており、ベースのRyotaは妹と結婚しています!

こちらも電子音の効いたミドルバラードで前向きなメッセージが滲みる豪華なナンバーです。


11. One Way Ticket

こちらもバラード。近年のワンオクバラード中でもかなりの名曲と名高い、柔らかみと温かみに溢れたナンバー。

別れた恋人ともう一度隣に居たいと歌っていますが、聴き取りやすい英単語、文法が多くカラオケにもオススメです。

Summer SonicにてLinkin Parkのマイクシノダと一緒にパフォーマンスしたこともあります。


12. Bon Voyage

ワンオクやcoldrain、マイファスのセットリスト構成って、
激し目6〜7曲→バラード4〜5曲→「またこっから暴れっぞ!」で後半パートに入るんですけど、ツアーでは大事な後半パート一発目(歴代だとONION,Take Me To The Top,など)のバラードから一気にぶち上げる曲でVon Voyageはそれに当たります。

こんなオシャレな曲でぶち上がるの?と思いきや、、、シンガロングパートありのギターソロあり、彼らのお得意のジャンプパートでしっかりウォームアップさせます!

海外ツアーではイントロにフロントマン3人が息ピッタリのダンスを披露していました!


13. Start Again


超ポジティブなアップテンポのメッセージソング!未完成交響曲に洋楽要素が加わったような印象です。アルバムを通してミドルテンポが多いですが、そのなかでもかなりBPMは速いほうです!


14. Take what you want (featuring 5 Seconds of Summer)

ラストを飾るのはアメリカのPOPバンド5SOSとコラボした、Take what you want.失恋をテーマにしたメロウかつキャッチーな曲調です。

HONDAのCMソングにもなっており聞き覚えのある曲だと思います。
インタビューでcoldrainのmasatoも言っていましたが、POPバンドの5SOSとコラボしたことによりかなり殻を破った感じはありますね。







今紹介したのは日本版ですが海外版も少し紹介したいので別記事で後日書きます!

読んでいただきありがとうございました!

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