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アルバム紹介 7 ANTITHESE MY FIRST STORY

さてさて、早くも7記事目に入りました。今回は初めてロックバンドをPICK UPして記事を書いていきたいと思います。

今回ご紹介するのは、今現在の日本の正統派ロックシーンをトップで引っ張る4人組ロックバンド、MY FIRST STORYから4作目にリリースされたアルバム、ANTITHESEの記事を書いていきます。

このバンドは1stアルバムをリリースしてから僕がすぐにハマり出したこともあり、個人的にとても思い入れの強いバンドです。高校時代からずっと聞いています。インディーズながら、来たる2019年11月30日にはさいたまスーパーアリーナでの公演も控えており、シーンを席巻しています。僕もこのライブは参加する予定ですので、後日ライブレポートも記事にしようと思います。





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MY FIRST STORY

メンバー  右からNob(ベース) Hiro(ボーカル)Teru(ギター)Kid'z(ドラムス)

ジャンル   オルタナティヴ・ロック ラウドロック エモ  スクリーモ メタル

2011年夏、東京渋谷で結成。 Pay money To my PainのK(vo.)が名付け親である。
2012年4月に1st FULL AL「MY FIRST STORY」でデビュー以降、全国の大型フェス出演や海外アーティストとの共演も数多く務め、2016年に日本武道館、2017年に幕張メッセでの予告なしのオーケストラライブ、2019年には横浜アリーナ2Daysとさいたまスーパーアリーナと、インディースバンドとは思えないキャリアでステージレベルを上げている。




また、2017年にはインディースではこれまた異例の映画作品を上映しています。タイトルは、「MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM-全心-」。

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デビュー当初はドラムスは旧メンバーMasackだったが、2016年3月に脱退。代わりに現メンバーのKid'zが加入。またShoという無期限活動休止中のメンバーがいます。

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一番左が旧メンバーMasack、右から2番目がSho。





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ANTITHESE

MY FIRST STORYの4枚目のフルアルバム。読み方はアンチテーゼ。


Weapons

今回のブログではインスト曲を初めてPICK UPしますが、このアルバムにふさわしい壮大なサウンドを秘めています。一人の少年が戦地に赴くかのような、徐々にボリュームを増していくメロディ。バンドサウンドではないですが、壮大な物語の始まりを彷彿とさせます。

Nothing in The Story

アルバムの2曲目という重要なポジションを飾るナンバー。王道中の王道のロックサウンドをバックにボーカルHiroのハイトーンボイスから放たれる英語詞のメッセージが後押しして、最高の2曲目のポジションを担っています。歌詞を抜粋させていただくと、

This is not a final destination   We are in the story back again                                                               

ここは決して終着点じゃない、まだ物語の途中なんだ、さあ戻ろうか

この曲のタイトルはNothing in The Storyですが、歌詞は比較的鼓舞の意味合いを持っています。この矛盾がこのアルバムのキーワードとなってきます。

とにかく群を抜いてかっこいいのでぜひチェックしてください。


ALONE

2015年にCMタイアップで大ヒットした有名曲。私も日本の曲なら1、2を争うくらい好きです。ここから熱く語らせていただきます。

まず、僕好みの激しめのサウンドが展開されます。ギター、ベース、ドラムス、そしてボーカル。全てが主役となり得るような存在感を放ちながら曲は進行していきます。

次に歌詞。日本語だけ見てみると、どうしても自問自答というか、不安定な歌詞が目立ちます。しかし英語詞はかなりポジティブなメッセージが多くなっています。

I will release for myself     We are not alone
自分自身を解放するぜ!  俺たちは一人じゃない!

ラストパートのシャウト部分の歌詞ですが、シンプルながらめちゃくちゃ元気付けられます。

最後にMVですが、こんなかっこいいもの世界探してもないんじゃないかっていうくらいかっこいいです。メンバーのファッション、演奏のパフォーマンス、構成。どれを取っても右に出るものはないのでぜひチェックしてください!


悪戯フィクション

マイファスならではのダークな世界観を押し出した一曲。少し残酷な歌詞と、高度なギターテクニックから出されるメロディがなんとも言えません。

この曲はTHE PLEMIUM SHYNPHONYというアルバムでオーケストラアレンジされています。そちらも必聴。

One Light

マイファスの3rdアルバム「虚言NEUROSE」の収録曲、Somedayを彷彿とさせるメロディーを持ったナンバー。マイファスの一つの特徴とも言えるキーボードサウンドの打ち込みをうまく使ったバラードです。


Smash Out!!

オルタナティブ、エモ、メタルの要素全開のTHE ラウドロック!ただ、そこまでガンガンに激しいわけでもなくギターソロ等で抜け感を出しています。会話調繰り広げられる会話調

歌詞は、

「もしお前が本当にRockが好きなら正々堂々戦ってこい!」         「壊せ、壊せ!それが俺たちのの望むことだ!」

9割英語詞ですが、聴きやすいラウドミュージックでかっこいいです。


“Boom”

Nobのベースが唸る、聞いていて爽快なナンバー。支配された未来の世界?をテーマにしたラップパートありの初期のマイファスっぽいゴリゴリな曲です。


Last Call

PVものちに作られたナンバーで、とにかくドラムの連打がカッコいい!こちらも悪戯フィクション同様、ダークな曲調ではありますが、こちらの方が英語詞が圧倒的に多いです。


君の唄

こちらはギターメインのバラードナンバー。ギターのみの進行から始まり、そこから徐々にベースとドラムスを入れていくかなり考えられた曲構成。

それにしてもHiroは激しいシャウトもこういったバラードも自在に歌いこなせますよね。1stアルバムから聞いているので、本当に彼らの成長がしみじみと感じられます。


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Missing You

先行シングルカットされていたので、この四人での初めての曲。そしてこのアルバムのリードトラックでもあります。

Whenever you are feeling lonely and afraid
The time will pass away on you

So many times you feel like losing to the pain
And you try to fade away

このようにAメロはリアルな感情を吐いた英語詞、

暗闇の中、切り裂かれてた
記憶を蘇らせて                              夜が明けても 眠れないまま 傷跡を残してるの               たったひとつの思い出も 丸めて投げ捨てて

Bメロはキーワードとなる歌詞を意味深に並べています。

そしてサビ、                               We can’t find you anything now!
There’s nothing to to be seen

We can’t find you anything now!
I will never… say it!

激しさの中に優しさがある。この曲の歌詞にもメロディーにも共通して言えることですね。5人から4人になったMY FIRST STORY、離れてしまったメンバーに送る重要な1曲です。


The Puzzle

ひとつのSTORYの主人公が歪んだ世界でPUZZLEのピースを集めるという題材の曲。これぞマイファス!というべき、ストーリー性に富んだ、王道のロックナンバー。新体制のトレーラームービーにも使われています。

新体制になって活動休止のギター、Shoの帰りを待つメンバー。欠けたピースが完全に揃う日を誰よりも楽しみにしているでしょう。


Tomorrowland

本アルバムにおいて唯一の全日本語詞のナンバー。あくまでも主観ですが、これまでの楽曲、The Puzzle、Missing You、Last Call、“Boom”、悪戯フィクションの歌詞をまとめたような感じ。


ありふれた僕の世界が回り回って動き出す
特別な日々が待ち受けるから
最後の手紙を受け取る
その日まで…

最後の手紙、アルバムのラストが見えてきました。


Home

MY FIRST STORYのライブでたった1回しか演奏されていない曲。そのライブ会場は日本武道館。Hiroの複雑な家庭環境からの脱却、もう一度家族全員で笑い合い、歌を歌いたいという思いから生まれたナンバー。

このANTITHESEというアルバム、そしてそれを提げたWe Are Just Wating 4 You Tour。この二つの目的は

①離れることになったメンバーを慈しむこと

②家族への思いを公に伝えること

③MY FIRST STORYの最大の敵となるバンドを越えるための狼煙、そして2021年の東京ドームに向けての狼煙

この曲は②に焦点をおいて作られた曲です。そして本来ならこのHomeで、アルバムは終わりを迎えるはずですが、

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不可逆リプレイス

③の目的を果たすために、このアルバムよりかなり以前に作られた3rdシングル、不可逆リプレイスを収録したのだと思います。この曲がマイファスの中でも一番人気なんじゃないでしょうか?

疾走感溢れるビートとピアノの打ち込みが華々しい世界観を構成しています。バトルシーンにはもってこいの誰もがカッコイイとは言わずにいられないナンバーです。

日本武道館公演のこの曲のクライマックスでHiroは日本のトップにいるバンドを超える宣言をしました。ある意味日本のロック史を動かすレベルの出来事だと思っています。










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このANTITHESEというアルバムをリリースして以降は、かなり曲制作のペースも速くなっており、しかもどれもオリコンランキング上位に食い込んでいます。よく家族の七光りだと言われていますが、1stアルバムから来ている僕からすると、彼らは実力で現段階レベル、さいたまスーパーアリーナまで来ています。

これからも成長が楽しみな彼ら、ぜひ、MY FIRST STORYが東京ドームでパフォーマンスするときは見にいってみてください!

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