インタラクティブライブが思ってた以上に楽しかった話

書く習慣が身につく1週間プログラム、3日目のお題です。
最近買って良かったものを1つ教えてください! モノでも体験でも構いません。
オタクの早口でちょっと長めになってるよ!

最近買ってよかったものや体験……それはやはり推しのライブですかね。
私の推しているアーティストの中でも一番作品が早く出るのにDVDが3年くらいしないと出ない、平沢進。
平沢氏は昨年ソロ名義で7/28に「BEACON」というアルバムを出している。
コンセプトアルバムで一つの物語になっているものだ。
そのBEACONを元にしたインタラクティブライブ・ZCONが3月の終わりごろに開催された。

インタラクティブライブとは、観客参加型ライブだ。通称インタラ。
しかも現地観客だけではなく、在宅で配信を見る人(在宅オーディエンス)も参加できる。むしろ在宅の人の力なくしては成り立たない、特殊なライブ形式なのだ。
以前から平沢進のライブではこう言った形式があり、去年一昨年と開かれたのはノンタラ(ファンの中では曲だけ歌い続けるのをこう呼ぶ)だったので、近年ファンになった人間としては待ち遠しく感じたインタラクティブライブ。
今回は有明のガーデンシアターで開催され、平沢さん史上一番大きな箱だったようだ。

ライブやCDの中身を要約するのが大変なので、割愛します。(本当に説明しづらい)
初めてのインタラでドキドキして挑んだ1公演目。
改訂評議会と称される現地組は、ある一文を書き換えなければいけないが、提示された2つの文章どちらに書き換えるかを選ぶ。
書き換える方法は発声ができないので拍手又は自分の声の録音を流す。
天候技師と称される在宅組は、HAPRA次元数なるものを設定するためにGoogleのスプレッドシートと作業確認用YouTubeページで作業をする。
提示文章の書き換えを正しく選んでいき、グッドエンディングに導かねばならない頭を使うライブだった。

1公演目、見事にバッドエンド。観客は途中で「もうだめだ、最悪のバッドエンドに持っていくしかない」という空気に。ちょっとお通夜気味。

2公演目、選択を違えずにやった!!という雰囲気のまま、2つ目の問いで見事間違える。会場の空気が「アレェ???」となっていた。ライブ帰還後Twitteでファンがさまざまな議論を交わし合う。いい方のバッドエンド。

3公演目、全ての問いにクリアし、「よっしゃ〜〜〜!!」「うっし!!!」みたいな雰囲気を醸し出す。ファンは興奮気味、又は満足気味に帰宅して行った。

初参加現地でのインタラクティブライブ、めちゃくちゃ楽しかった!
問自体は変わらないが、左右を変えたりしてちょっと意地の悪いこともあったが、なんとか綺麗に3エンドを出すことができた。
会場も誰一人喋っていないのに、みんなの心が一つになるってこういうことだなっていう雰囲気があった。
どちらかというと演劇を見ている一体感には近かったが、あのガーデンシアターの広い会場(キャパ8000席)であそこまで一体化する?っていうレベル。
しかもこのエンディングに繋がるにはまず天候技師である在宅組が成功しないと始まらないんですね。
なので、在宅組が成功しましたとの文字が出ると拍手が起こる。
こんなに大勢の、どこにいるか分からないファンたちの協力でストーリーを進めていける経験なんて滅多にない。
しかも相談というか議論というか、自分の考えをTwitterに流せば空リプでみんなああでもないこうでもない、次はどうすべき、どちらを選ぶか、あの人はそんな難しいことはしない、これは現実的に無理、などなどを濁流のように流していく。
そして最後にはグッドエンド(トゥルーエンド)にたどり着く。
達成感の半端なさたるや自己肯定感も爆上げレベルですよ(???)

「まるで私が導いたような綺麗な終わりかたになりましたね、あなた達の選んだ結果です。お疲れ様でした」
と最後に平沢さんがおっしゃいましたがほんと綺麗に決まりましたね。
でもあなた1公演目の最後に「見事にまぁ、一番よくないエンディングに」ってせせら笑ってたの、覚えてますからね!!

あ〜〜〜〜〜早く円盤(DVD)出ないかな!!数年前の出てないからまだだね!!生殺し!!!!!!!


余談ですが、前日遅い時間におやつ食べたりしたのに翌日の肌のコンディションがめちゃくちゃ良かったのでやはり推しは体にいい。



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