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実感はなくても知識でケアしてほしい骨

カルシウムつながりで、骨について🦴。

女性は、閉経後の10年間で立て板に水のごとく骨量が減っていけど、そんな実感はない。
でも、そのケアが、その先の健康に大きく関わってくる。

高齢の女性に骨折が多かったり、背中が曲がっていることが多いのは、閉経による骨量の激減もあるし、男性と比べてもともと骨が細いのもあるし、出産と授乳でたくさんのカルシウムをこどもにあげているのもある。

だから、実感はなくても、知識でケアしてね。
自分は関係ないかな、と思っている若い人も(笑)、若いうちからケア♡ 

骨は硬くて入れ替わっているように見えないけど、骨にも新陳代謝があり、古くなった骨が少しずつ壊されて、新しく作られている。

骨を壊すことを骨吸収と言い、それに関わるのが破骨細胞。

骨を新しく作ることを骨形成と言い、それに関わるのが骨芽細胞。

骨吸収と骨形成のおかげで、血中のカルシウムの濃度が保たれて全身の機能が維持され、骨の新陳代謝が行われて骨の元気が保たれている。

ってことは、骨の材料を十分に入れてあげることで、弱い骨をしっかりした骨にしてあげることができる。
歳をとっても常に新陳代謝は行われているので、何歳になっても骨を強くすることはできる💪

逆もしかり。

骨の材料は、タンパク質、鉄、ビタミンC、亜鉛、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、ケイ素、リン、ビタミンK、ビタミンD
・・・他にも間接的に働いてくれてる栄養がいろいろ。


骨の質や、骨粗鬆症の程度・理由は、血液検査や尿検査、骨密度の検査で知ることができる。

OC(オステオカルシン):
骨芽細胞が作るタンパク質で、骨の形成に関わる物質。骨代謝(骨を壊す&新たに作る)の状態を知ることができる。

ucOC:
骨を形成できない未熟なオステオカルシン。ビタミンKが不足するとこれが多い=骨の質が悪い(つまり骨折しやすい)。

TRACP-5b:
破骨細胞がだす酵素。骨をたくさん壊しているときに高い値になる。

ビタミンD(25OH-VD3):
腸でのカルシウムの吸収や腎臓での再吸収に関わるし、細胞の分化を調整するので骨形成にも関わる。

尿中カルシウム:
尿にどれだけ排泄されているかがわかる。
暑さ寒さなどの肉体ストレスでも、精神的ストレスでも、たくさん排泄されちゃう💦

骨密度:
背が縮んでも骨密度は上がる。
骨の健康度を見るときは身長もチェーーック!

ちなみに、私は、結構たくさん骨を壊して、そこそこ作ろうとしてるけど、未熟なオステオカルシンがたくさんありました。ビタミンK不足ですね。
あと、ビタミンDがとっても低かった(>_<)→補給で改善

#からだが愛おしくなる分子整合栄養学

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