OVER DUNGEONがとても面白いのでみんな遊ぼう。
新しいPCを購入してからというもの、Steamでゲームを遊ぶ機会が格段に増え、先のウィンターセールでもいくつかゲームを購入した。
年末年始で順繰り遊んでいこうと考えていたのだが、気が付いたら一つのゲームばかり遊んでいた。少し前にリリースされたゲームなので知っている人も多いかもしれないが、個人的に結構ヒットしたので折角だから紹介したい。
OVER DUNGEONとは
Steamで遊べるカードゲーム+ローグライク+タワーディフェンスとあまりに欲張りに色々な要素をミックスしたゲーム。
Steamでカードゲーム+ローグライクといえば名作「Slay the Spire」が思い起こされるが、ざっくり言うと今作はSlay the Spireから死にゲー要素を抜いて、戦闘中のリアルタイム要素とキャラクターの育成要素を足したような感じだ。
最初に三人のキャラクターから一人を選んで始める。面白いのがキャラ固有のカードプールに加えてサブパックといういわゆる追加エキスパンションを2つ設定することができ、これによりそのステージ中の大まかなデッキの方向性を制御できるという点。
上記1枚目がキャラ選択画面。2枚目がサブパック選択画面。
戦闘スタイルは直接呪文で攻撃、動物を召喚して戦ってもらう、固定砲台などの建物を設置して攻撃の3パターン。ある程度キャラごとに得意なスタイルはあるが、大きく苦手というものはあまり無いように感じるのでサブパックの組み合わせでかなり自由に戦える。
シュガーだけ上級者向けとついてはいるが、実際に使うと少々トリッキーなカードはあるものの極端に扱いにくいというわけではないので、是非遊んでみて好みの組み合わせを見つけてほしい。
僕は動物戦略が一番楽しい(あと可愛い)と感じたのでシュガーに画像2枚目のパックの組み合わせを愛用している。
ダンジョンは割とモロにSlay the Spireと一緒。初期デッキのカード以外は売却出来たり、プレイヤー側に思いっきり不利なイベントはそうなかったりと、全体的な難易度は低め。
全3層構成で、その後一定の条件を満たすと隠しボスにチャレンジできる。もし倒せなくてもクリアしたことにはなるので余裕があるならチャレンジしてみるのがおすすめ。
戦闘について
先ほども少し触れたが、戦闘の基本はカードゲーム+タワーディフェンス。
ターン制で、規定枚数配られる手札からカードを切って戦っていき、手札が2枚になったらそのターンは終了。
動物は一度召喚すると勝手に動き回るし、建物も建てたら壊れるまで効果は永続する。これは敵が召喚した場合も同様なので、もたもたしていると自分のターン中でも距離を詰められてガンガン殴られてしまう。慣れてくると時間切れまでかかることはそうそうない程度のバランスだが、ちょっと悩んでいる隙にどんどん不利になっていったりするので気が抜けなくて楽しい。
そしてゲームが進めば進むほどお互いの攻撃は苛烈になり、最後は画面が埋まるほどの動物が並んだり、数千数万の体力を一瞬で削り切ったりと凄まじく派手な展開になっていく。上記の画像はまだまだショボい。まるで何が起きているか分からなくなるのだが、やたらとエフェクトやSEは出まくるのでなんだかスカッとする。
育成要素
クエストと言われるダンジョンではクリアごとに経験値を得ることが出来、レベルアップによって基礎ステータスの向上、スキルポイントの獲得が出来る。奥に行くほどダンジョンの難易度は上がっていくが、前のダンジョンに戻ってレベリングも出来るので基本的に詰むことは無い。
週に一回だけ転生を行い、スキルポイントを保持したままレベル1に戻ることが出来る。1レベルごとにもらえるスキルポイントは一律なので、少しずつでも確実にステップアップができる親切設計だ。当然レベルは低いほうが上がりやすいので転生はし得。毎週しっかり転生しよう。
スキルツリー方式で任意のスキルを上げていく。画像内タブのいちばん左にある「称号」はいくつかのスキルの組み合わせをマスターすることで取得できる。キャラごとの固有カードのアンロックやサブセットの追加など早めに達成しておきたいものもいくつかあるので、まずはいくつかの称号達成、その後は「冒険」タブに経験値アップなど便利なスキルが多いのでそこから手をつけていくと遊びやすいだろう。
たくさんのパロディ要素
ここは好みの分かれるところだが、製作者の趣味なのか既存のアニメ、ゲームなどのパロディが多い。個人的にはちょっとくどいなと思うレベルで多いが、元ネタを知っているとちょっと笑顔になってしまうのも事実だ。
是非自身で見てほしいので画像は割愛するが、ボスに魔王ジャキ(戦闘に入る前の演出まで完備)やキサラという名前のドラゴンがいたり、カード名に否定の契約や歯と爪、さらに群れネズミという敵がいたりと枚挙に暇がない。
まとめ
キャラクターデザインやパロディ要素が少し人を選ぶきらいはあるが、非常に「遊べる」のでこの手のゲームが好きでSteamが遊べる環境があるならおすすめ。冒頭にも書いた通り、他にもいくつか購入したゲームがあるのだが気が付いたらこれを起動してしまう日々が続いている。あと動物が非常に可愛いのでその点もおすすめ。
値段は追加セット込みで現在1,567円。ボリュームを考えるとこれでも随分安いと思うが、度々セール対象にもなるのでそこを狙ってみてもいいだろう。
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