ネットの劣化に改善の兆しか?

かつて2009年に「ウェブはバカと暇人のもの」という新書が大ヒットした。同署ですでに、インターネットには馬鹿があふれていて、まじめに取りあうべきではない、みたいな論調だった。2024年になってウェブのことを考えてみると、さらに劣化しててつらい。

2009年ごろはまだ検索がまともに使えて、素人とはいえ一定の見識を持った人たちの意見にたどり着けた。今は劣化が進んでいて、そういったものの代わりにコンテンツファームが量産したゴミみたいなランキングサイトばかりでてくる。

例えば洗濯機が欲しいなと「洗濯機 おすすめ」で検索してみると、SAKIDORIやマイベスト、あるいはそれらに類似したサイトばかりでてきた。が、今検索してみると、それらのランキングがある程度下がっていて状況が改善してた。相変わらず価格comが上位にいてなんだかな感はあるが。

Googleさんもさすがに頑張ってるらしいな? つーてほかにもネットが劣化したネタはある。例えば、SNSとメディアの炎上に関する相補関係――エコーチャンバー現象と言ってもいい――は、依然として十全に機能していて目障りだ。平たく言えば、ネットメディアのゴシップ誌化で、現在進行形で最低を更新していて、手の施しようがないのか、言及さえされないの、やっぱつれぇわ。

おわり。


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