夜道の自動販売機みたいな人になりたい
寝ようとしてたら帰ってきた弟に未解決事件の話を聞かされて怖くなって眠れなくなってる姉です。
ぼんやりとした話をする予定なのでご安心ください
理想の人たち
こんな人になりたい、と思ったことはあるか。
毎日会ってたような大学の同期とか、年に1回しか会わない親戚とか、誰でもいいけど。
色んな人と話したり過ごしたりして、こんな人になりたいと思ったことが私は何回もある。
そんな方々に憧れを抱き、その共通点を考えてみたら、一種の理想があるんだなと気づいた。
私の経験とあわせて話していきたい。
自動販売機について
暗い夜道を歩いたことはあるだろうか。車内独りで走ったことはあるだろうか。あのときのどうしようもない孤独とか、不安とか、恐怖とか、感じたことはあるだろうか。
私は常に身の危険を考えながら(生き抜く気満々)生きている人間なので、今後ろから人が襲ってきたらとか車内1人のつもりだけどやっぱり荷台に人が乗ってたらとか、そんなことを考えて狂いそうになりながら明るいところまで急いで行く。
なぜこんな恐怖や不安が来るかというと孤独ゆえだと思ってて、これが2人で歩いてれば、助手席に誰か乗ってれば、何も怖くない。
でも一人の時はやっぱり怖い。そんな時に、自動販売機がぽつんと立ってるとすごく安心する。
自動販売機は人の痕跡だ。誰かが缶コーヒーやペットボトルジュースを補充しに来ているってことだから。電気がここまで通るように、メンテナンスに来る人がいるってことだから。
とてもほっとする。
ちょっと立ち止まって温かいお茶とか買って飲んだときなんか、めちゃくちゃに感謝する。
人の痕跡はこうも温かく穏やかなものなのかと、1人で夜道を走った時に思わされたのを覚えている。
あと、そういうところの自動販売機はちょっと高い。スーパーで買えば100円しない水が、110円とかだったりする。手間賃も運送費もかかっているので当然だけど。
それに街中の自動販売機よりもお高くとまっている。あの夜道で文明を感じさせてくれる数少ない象徴の1つであることを誇るかのように、なんか煌々と光ってるのをぼんやり見つめたことがある。
理想の人たち②
私がこうなりたいと思わされる人たちはみんな夜道の自動販売機みたいだ。自分のことをちゃんと大事にしてて、大切にしてる。安売りとかしないし、安請け合いもしない。でも対価をきちんと払ってくれる相手に対してとても優しくて、拒まない。
花みたいとかなんとかかんとか言われた方が嬉しいかもしれないけど、夜道でブーンと稼働しながら光ってる自動販売機みたいだねって私に言われたらそれものすごく褒めてるから喜んでほしい。
おやすみ
弟が話してた未解決事件の話が怖すぎてちょっと眠れそうにないです。と言いながら眠るんだろうな
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