能登半島に惚れた後編
朝。時間が惜しいのと腹が苦しいのとで崖下の港まで散歩に。曇りやけど、眺めは遥か沖の小さい島まで広く。海だぁ!と隠岐に住んでるのにうれしい私。
朝ごはんをもりもり食べて…カマの塩焼きは真実旨いが旅中ずっと満腹である…車で輪島漁港連れてってくれた。やさしい。朝市で降ろしてもらう。菜ばしのつかみ取りって…なんだこれ荷物ぱんぱんだよ!
ああやばいいつも通り時間がない、と走り輪島駅でバスに乗る。山間部の雪原を眺めて穴水駅へ。レンタカーにするか迷ったが、やはり電車で七尾へ。そっから徳田駅まで行き、直江道具店に。土器みたいにプリミティブで存在感のある器。いちいち気になる。プリン食べた。たまごもミルクもあっさりして新鮮そのものの味がした。生クリームもミルキー!
古墳も見た。道のりは遠く、朝市で買うたイチゴを食べながら、たどり着くと、山。あとでかい池。急ぎ足で、見回る。
いつもながら、古墳や灯台すきやと、旅しとる間ほんま時間ない。
どうにか電車に乗れて七尾駅で時間があるから、ふらふら商店街を散歩。してたら和ろうそくの雰囲気良い店をみつけた。たくさん買いました。おばちゃんかわいいから。
夕刻になり、villa de la paceへ。オーベルジュ。笠師保駅前にロッカーなし。ガラガラガラ。荷物ぱんぱんで、おしゃれディナーに向かう。長い道のり。まあ、あいかわらず。。
食事の用意ができるまで、海沿いの神社まで散歩をおすすめしてもらう。夕やみのせまる海と原生林。
シェフ平田さん。人柄は気さくで親しみやすく、仕事は熱心に大事にする立派なお人やで。おひとりさまディナーは緊張した。しかし、身体は言葉にならない感激をしていた。「…むう!」
ワインもユニークであたたかみがあり、風通しのよいあじで、一本一本がすごかった。
この日は寝しなに、しみじみと美味しさを思い出した。
帰り、また会いましょうといってさよなら。金沢まで各駅停車。ついたら金沢ーー!
なんか金沢、でかっ!
金沢、金沢なんか迫力あるなあ、これ…
朝。金沢城下を歩き、雑木林を抜け、展望をものにし、また小さな店や神社のわきを通る。木が立派。西洋的なレンガづくりの門がある神社とか、なんか不思議だ。
このあと喫茶店でレコードききながらカレー食べてだらだらした。つづく
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