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ボドゲほぼ初心者の手元に『ウイングスパン』が来るまでの話。

 こんにちは。

 いつ頃からか、ボードゲームが突如人気に。という印象が。どうにも世俗に、というかネット世界に疎いので、本当にいつの間に、という感じです。

 ということで、今回はボドゲ、『ウイングスパン』の話。ゲーム関連書きたいって言ったけど、まさかのボドゲ。

自分のボドゲ遍歴を軽く

 私のボードゲーム歴というと、子どもの頃に『UNO』や『人生ゲーム』、将棋やオセロ……という、実に一般的なところからスタートしています。

 そしてまたありがちな、そこから特に進歩することなく、大学生に。
 が、大学生のいつ頃からか、なんとなくボードゲームに興味を持つようになり。『カタン』という、ボードゲーム界ではめっちゃメジャーなものがあるらしい、と聞き、友人とカタン、のカードゲーム版を買って楽しんでたりしてました。(笑

 そもそも大学で『ポケモンカードゲーム』を始めていたので、わりとスッとボードゲームにも手を出せたんですよね。

 そこから主に、オインクゲームズさんのボドゲを購入して楽しんでいました。
 オインクさんのゲームは、やはりコンパクトなのが良くて、持ち運びやすく、大学やカラオケですぐに遊べるのが重宝しました。

 そんな理由で買うボドゲを選んでいたので、大型のボドゲをほとんどやったことがなく。ボードゲームカフェに行ったのも数えるほどでした。

とにかく美しいボドゲ『ウイングスパン』を発見した話

 そんな私がなぜでしょう、2019年の話題作、ウイングスパンがめっちゃほしい! という状況になったのが、日本語版発売前の2019年9月頃。
 たまたま、「今度また、数年ぶりにボドゲカフェ行きたいねー」なんて話になった時、「どんなん置いてあんのかなー」と調べているときに見つけたもの。
 当時、日本語版はまだ発売していませんでしたが、英語の輸入版を日本語化したものが置いてあるようでした。

 ウイングスパンをご存知ない方のために、少し説明を。
 1〜5人で遊べるボドゲで、プレイヤーそれぞれに配られるボードに、鳥を集める(鳥の描かれたカードを置いていく)ゲームです。
 鳥を集めるには餌や卵が必要で、それらを集めるときに、すでに置いた鳥の能力を発動でき、うまくコンボさせていくのが楽しい。エンジンビルド型、と呼ばれるジャンルだそうです。

 ウイングスパンって、やっぱりその見た目がいいんですよね。コンポーネント(ボードやコマなど、ボドゲに使うものの総称)が美しい。

 ボドゲを普段あまりやらない勢の自分からすれば、自分が好きなもの、得意なものがなにかよくわかってないし、どんなものがあるのかもわからないので、「このジャンルのがやりたい!」っていうより、サムネ見て「あ、これ綺麗!」っていうほうがプレイ動機になるんですよね。

 ウイングスパンはその辺ドンピシャで。
 最初に目を引いたのは、やっぱりあのダイスタワーでした。この時は“ダイスタワー”なんてものがある事自体知らず、「え、これ何に使うんやろ……?」と興味を持っていろいろ見てくうちに……「これ、やりたい!」と。

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(『ウイングスパン』の餌箱型ダイスタワー。後ろにある穴から付属の木製ダイスを入れると、中で目がシャッフルされて出てくる。ダイスの目は獲得できる餌を表している。オシャレ。)

 ウイングスパンが主にカードを使用する、というのも大きかったかもしれません。さっきも言ったとおり、ポケカをよくやっていたので、カードには馴染みがあったんですね。
 それプラスで細々したかわいい卵トークンとか木製のダイスとか……改めて思うと、これめちゃくちゃ自分好みだわ。

 しかし英語ができない私、輸入盤を買うのは……と思いつつ調べてみると、10月に日本語版が出るとわかり、「買いたい! ほしい!」と、自分で初めて大型のボドゲを買いたくなった、のですが……。

『ウイングスパン』定価で買いたい

 ボドゲ好きの方はご存知でしょう。ウイングスパンの人気を。
 発売後、とにかく買えない! どこにもない! そんな状況になってしまい。あっても定価以上のお値段。

 ウイングスパンの定価は、税込み7,150円。ところが8,000円越えどころか、10,0000円以上で売られるように。

 そもそも、定価もなかなかの価格。ボドゲでは珍しくないでしょうが、コンシューマーゲー好きの人間からすると、かなり高めに感じます。
(後に知った『グルームヘイヴン』という3万越えボドゲからすれば“お買い得”ですね。いつかやってみたい。)

 せめて定価で買いたい。そう思い、各種販売サイトを張るものの、売られる気配はなく。というのも、そもそも生産が追いついていなかったらしく、販売できるものがどこにもなかったんですね。

 そこで日本語版販売元のアークライトゲームズさんを張ることに。
 そしてついに、日本語版発売から半年以上経った2020年4月30日。

 売ってるー!
 あまり頻繁にTwitterを見ない私ですが、本当に運良く、つぶやきから20分くらいで発見。まだ残っていたので、即座に購入。

 やっと、やっとウイングスパンがこの手に!
 ……入るまでは、もうちょっと時間がかかりました。

やっぱりここでも新型コロナ

 4月30日に購入しましたが、出荷は5月7日との情報。

 正直、これまでが長すぎて、1週間など大した問題ではありません。喜んで待とうという姿勢に。

 が、その後、さらに遅れるとの情報が。
 原因はやはり新型コロナウイルスのようでした。
 そらそうだ。こっちは人と会うことなく、家で、ネットで購入したけれど、発送の準備をするのは人間なのです。運ぶのだって人間。
 健康面、安全面を考慮して作業中とのことでした。

 いや待ちますよ。いくらでも待ちますよ。そうしてさらに待ち、4月30日。ついについに発送の連絡が!
 その翌日には、本当に、本当に自分の手元に。

 ありがとう、私に届けるために作業してくれた皆さま。運んでくれた佐川急便さん。

 いやー、もう、届いたときの喜びようといったら。子どものように届くやいなや開封、すぐにプレイできるわけではないのに、餌トークンをすべて切り離したり、ダイスタワーを作ったりしていました。

 鳥カードの開封も楽しかったですね。170枚、全部絵柄違うとか、すごい。

 実のところ、私は特段鳥が好きってわけではないんですよね。なのにこんなにウイングスパンが欲しかったのは、作者の鳥への強い愛情が感じられたからかもしれません。
「こんなに鳥が好きなんだ!」という、その人の"好き”に動かされたような。

 やっぱり何かを好きっていいよなあと思います。

次は『ウイングスパン』のソロプレイについて書こう(戒め)

 こんな状況なので、友だちと集まってボドゲをする、ということがまだできていないのですが、それでも今買おう、と思えたのは、ウイングスパンにソロプレイがあったから。

 今は主にソロプレイで遊んでいます。ソロプレイ、めっちゃ楽しい。

 だから多分、対人戦もっと楽しい。
 ひとりでやりながら、「あ、狙ってた鳥取られた……」「この鳥かわいくね?」「え、アナホリフクロウだって!」みたいな会話が想像できるんですよね。やっぱボドゲってコミュニケーションが要素のひとつなんだろうなぁと。

 とはいえ、ひとりでちまちまやるソロプレイもすごい楽しいので、今度はソロプレイについて、詳しく書こうかな、と思います。

 そもそもこのnote、ソロプレイのやり方について書くつもりだったんですよね。それがなぜか自分のボドゲ遍歴を軽く書きはじめ、ウイングスパンとの出会い、手に入れるまで……いやまぁ、途中でこれ収まんねぇやって気づいて方針転換したんですが。

 ウイングスパン、とても人気なんですが、あんまりソロプレイについて詳しく書いているところが見つからなかったので、次のウイングスパン記事では、誰かの役に立てばと思います。

 本当に今回は、好きなものについて、好きなように語っただけです。楽しい。

 ちなみにウイングスパンはやっぱり今も品薄のようです。2020年5月29日現在、Amazonでは9,400円で売られています。定価で売られるようになるのはいつだろう。
 一方で、ヨーロッパ拡張版は6月下旬頃発売の様子。これもまた入手難しそうだなぁ。そしてやっぱり欲しいんだなぁ自分。


追記:おまけ

 餌箱型ダイスタワーで実際にダイスを振る様子を動画にしてみました。


基本的に、お気軽に読んでいただければ、と思っています。 それでもサポートしていただいたお金は、好きなもののために使わせていただきます! 今欲しいものは……ボドゲの『CANVAS:Finishing Touches』