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動きの付け方① ギアの回転 (Driver)

ギアの回転など単調なアニメーションには Driver が便利です。

準備

アニメの長さを設定します。
今回は 1° ずつ 360 コマで一回転させたいので、
Frame Start を 1、End を 360 に設定しました。

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360 frame / 24 fps = 15 秒のアニメ

オブジェクトの回転軸が表示されるよう設定します。
Gizmo の設定から Rotate にチェック。

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一個目のギア

一個目のギアを選択し、回転軸を確認します。
緑色なので Y 軸です。

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Rotation の Y に

#radians(frame)

と入力します。

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紫色になればOKです。

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スペースキーを押して再生すれば、ギアが回転します。

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スペースキーを押してアニメーションを停止させます。

1コマ目から 1° 回転してるのが嫌であれば "frame-1" と修正します。

radians( frame - 1 )

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二個目のギア(逆回転)

一個目のギアに連動し、かつ逆回転するよう設定していきます。

一個目のギアを選択して先ほど設定した Y 軸のセルを右クリック → "Copy as New Driver"

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二個目のギアを選択して回転軸を確認。これも緑の Y 軸。
Rotation の Y 軸のセルを右クリック → "Paste Driver"

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もう一度 Rotation の Y 軸のセルを右クリック → "Edit Driver"

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Type を "Scripted Expression" に。

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ここで試しにアニメーションを再生すると、二つのギアは同じ方向に回ります。

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回転方向を逆にするため、二個目のギアの Y 軸のセルをクリック → ”rotation_euler” の先頭にマイナスを付けます。

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これで逆回転してくれます。

ギアの歯が重なっている場合は、下記のように修正します。

-rotation_eulerradians( 7.5 )

※360° / 24歯 / 2 = 7.5° ずらす

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三個目のギア(ギア比)

歯数が異なり回転速度が変わる場合も同様の手順で設定し、ギア比を掛ければOKです。

-rotation_euler * 24 / 40

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おまけ

参考にしたチュートリアル動画です。



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