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イラストAIを使った制作実験


MIRAIは10月10日からリリースされ、時代の最先端であるNFTの技術×最新のAI技術を導入して制作されたPFPコレクションです。OpenSeaはこちら

MIRAIについてはこちらのnoteから

AIを使った研究や実験とは?

今回は発展途上のイラストAIを使った制作の実験やそれにより生み出された結果を公開していきたいと思います!

AIでの制作はボタンを押せば簡単に理想で今必要なイラストが制作出来ると思われがちですが違います。わかりやすいように説明すると、指示した大きな輪の中からこれいいじゃんみたいな感じで、適当に出力されます。

さらにAIは同じ人物をモチーフにした絵や絵柄を出力する事が難しいです。
例外として、世の中で有名なキャラクターなどは、学習時に情報として沢山取り込んでいるの、特徴をとらえて制作することは難しくありません。

そんな中でMIRAIを元に制作している事や、その他の事で使用できそうな
事を中心に実験しているので見てみてください!

※研究途中の物が殆どにはなりますのでそこだけ注意です

研究①小物編

紹介するのは人物以外を生成する実験です。
私が使用しているAIはキャラクター制作に特化しています。
なので無機物を生成するのにかなりのプロプト(指示)での制御が必要でした。

結論から行くと成功しており、すでにMIRAIの簡単なプロモーションに使用しています。49_sちゃんのプロモーション用に制作したイラストです。

49_sちゃん

この子は宝石のサファイアイメージしたキャラクターで、プロモーションでも宝石の画像を使ったプロモーションを行っています。
その際に制作したのがこちらです。

これから生まれる意味とサファイアを合わせて卵の様な見た目の宝石を製作しました。他にも下記の様な画像の制作に成功しており、小物は頑張れば制作できるんだという結論になり、今後色々使っていければと思っています。

その他にも下記の様なイラストも生成しています。抽象的なイメージが多いですが、しっかり指示すれば多分なんでも制作出来ます。

研究②全身制作

MIRAIは顔のアップのイラストが多いですが、そこから全身の制作ができないかの研究しました。こちらでMIRAIの制作に関して説明していますが画像を元に制作しているので、そこ以外の制作をする際に、AIでは0からイラストを製作するより元のイラストがある状態で全身を製作するのは難しいのです。

今回は02ちゃんを使用しての実験になります。

02ちゃん

まずこの子を軸に制作するには全身を描く指示を与えなくてはなりません。正方形のアップの画像から全身を製作する為には、生成先の画像サイズを指定し、こちらで指示を出し加筆し試してみます。その際足まで含めたイラストを一気に制作するのは難しそうだったのでまずは上半身を描いて欲しいとお願いしてみます。適当ではありますが下記のように加筆してみました。

それをAIに読み込ませて制作した中で特に崩れが少なく良い感じに出力されたのが下記になります。少し肌色が多く、苦手な方はすいません。。

さらに加筆します。

先ほどと同じように出力してみます。

どうでしょうか?レタッチなど手を加えてないのでかなり破綻していたり、元のイラストから多少情報が欠如していますが、もう少し研究が進めば実用に足りえるところまで進んだのではないでしょうか?服などもちゃんと描いてあげたり、プロンプトで指示を出しながら、出力していけばもう少ししっかり制作出来そうです。

研究③ミニキャラ制作

最近お試しで制作しています。思ったよりも可愛く制作できて、満足しています。こちらは見た目をすべて指示したプロンプトにミニキャラを製作するのに合いそうなプロンプトを追加し、その中から生まれた子をベースに多少プロンプトでお化粧し制作しました。ほぼAIのみで生成されています。(背景色のみ再出力時に手で塗ってます。)

研究④背景制作

MIRAIは背景が真っ白でありAIイラストは基本的に一枚の画像としてイラストが制作されてしまうので、背景を後付けする際もかなり荒が目立ってしまうことが多いので、自然に背景と馴染む制作をできないかという研究です。
今回は現在販売中の53ちゃんを使った研究です。以下が元の53ちゃんです。

53ちゃん

ここに手で加筆していきます。ただ背景を切り抜き背景を足してるだけでは無く、この時点で馴染むように輪郭に修正を加えていたり、背景と同じ色を53ちゃんに効果として適用したり、手前にシルエットの草を配置してみたり、イラストで使う技術をふんだんに使い指示書となるイラストを製作します。

冬服なのでもっと冬っぽくすればよかったと少し後悔していますが。元々がファンタジー系のイラストレーターなので許して下さい!

下記が修正したイラストになります。無理な製作をしているので輪郭が少し汚いと思います。こういった部分を自然に修正したいのです。

このイラストをAIに再出力してもらうと下記のようになります。
全体的に汚かった部分を補完してくれて、綺麗に出力し直してくれました。

AIの難しいところですが再出力した際に、少しだけ元の見た目から変わってしまう部分があり、そういったところがAIを知らない方に受け入れてもらえるのかが難しいところです。53ちゃんの最後の出力で言うと口の形や、服の首元にあるボタンなどがわかりやすいかと思います。

私としてはあまり気にしませんが世の中から見た際の意見が気になるところです。

この研究による結果はクオリティから見てもすぐに実用化できそうなレベルだと考えています。工数の面が他の部分より多いので、普通にイラストを描くのとあまり変わらないと考えると本末転倒かなとも思いますが、AIを使った新しい楽しみ方として取り入れていけたらなと思います。

終わりに

AIを使った制作は沢山の問題や課題、そして難しさがありますが、まだまだ未開拓な事ばかりで、手探りで色々な事に挑戦していく事は楽しい事ばかりです。ここ最近はAIに対しての世界的な関心も高まり、この先で皆様の周りで沢山のAIを使ったサービスや製品と触れ合う機会が増えていくと思います。

私としてはAIを使うのも人間が作業をするのもそれぞれにメリットがあり、どちらも素晴らしい事だと思っています。互いがある事でより便利で新しい価値を生み出してくれる事を信じています。

それが私が思い描いている理想のMIRAIです。

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