浴室の手すりが輝いて見えた日
こんにちは、LIXILトータルサービス 編集部です。
皆さん、ぎっくり腰の経験はありますか?
私は10年ほど前から、ぎっくり腰が癖になっていて、ここ10年で5回ほど患っています。
先日も腰を屈めていつもの洗顔をしていただけなのですが、突然、腰に痛みが走り、徐々に座っている事も困難になり、そのまま動けなくなってしまいました。
在宅で勤務していた私は、午後のお休みを申請。
家事と育児も休ませてもらい、腰の痛みが引くのただただ横になって待っていました。
しかし、そういう時に限って、爪が切りたくなったり、床のゴミが気になったり…。小学生の娘にいろいろとお願いして助けてもらっていました。
すると、娘が「介護って大変だね」と一言。
ぎっくり腰の母を助ける事は娘にとって介護⁉
「母として、しっかりしなくては!」と、自分でできる事は自分でやろうと決心しました。
運悪く、次の日に人間ドックの予約をしていた私は、どうしても1日で完治させたいと奮起し、お風呂で腰を温める事にしました。(ぎっくり腰の時にお風呂に入る事が得策かは不明です。)
意気込んでお風呂に入ったものの、歩き方を忘れた私は壁伝いに入浴。
何とか腰を温めたものの、今度は自力で立ち上がる事ができません。
娘に迷惑をかけないと決めた手前、自力で立ち上がろうと周囲を見渡します。
すると、普段は使わない手すりが、この時ばかりは輝いて見えました(笑)
手すりのおかげで、少しの力で立ち上がれたのです。
手すりは上手く力を伝達し、立ち上がる動作を支援します。腰が温められた為か、はたまた自力で立ち上がれた喜びからか、身体がだいぶ楽になっていました。
その後、ゆっくり眠って、次の日には何とか歩けるようになり、無事、人間ドックにも行く事ができました。
できる事なら、手すりを使わなくても良い体調でいたいものですが、将来、多少、身体にガタがきても、娘のお世話になる訳には行きません。浴室の手すりのおかげで暫くは娘に迷惑をかける事なく頑張れそうです。
住まいは長く暮らす空間です。
身体の変化に対応できる機能が備わっていると、歳を重ねても不自由なく暮らす事ができます。ぜひ、バリアフリー工事も実施していますので、リフォームの際はお声かけ下さい。
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