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梅雨の日もテンション上げて

雨の日が嫌いです。

高校生のころなんかは雨が降ると学校休んじゃうくらいでした。
いい大人になっても、基本雨の日は気が重い・・・

この季節、グレーの空の下を傘を差しながらうつむき気味に歩いていると、視界に入ってくるのがアジサイ。

雨に濡れて色を濃くした新緑と、色鮮やかな花の色合いが本当に美しくて心を奪われます。あたりを暗く包むような雨の日、ブルーのアジサイなんてコントラストをさらに強めて、光放って浮かんでいるように見えますもんね! 僕この景色は本当に好きで、「あー雨の日もいいなぁ」って思わず雨に感謝してしまいます。いや、むしろこの場合アジサイに感謝かな?

アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。また成長に合わせても花の色を変化させることから、「移り気」「浮気」「無常」など、けっこうネガティブな花言葉を持っています・・・

でも、小さな花びら(萼《ガク》)が寄り集まって咲いている姿から「一家団欒」「団結」「和気あいあい」といったポジティブな花言葉もあるんです。差が激しすぎですね(笑)

あ~でもわかるなぁ~。アジサイは梅雨に咲く花ですからね、どちらかというとテンション低めな状態で見られがちです・・・だから、ネガティブバイアスかかりそう。

だけど大切なのは、どんなときでも物事をどう見るのか!どう捉えるか!です。

気持ちが落ちてるときこそ、ポジティブでありたいですね。植物のある暮らしはその一助になると思います。

お庭や身近な植物たちを眺めて梅雨の日もテンション上げていきましょう!

さて、そんなアジサイですが、毒を持っているものがとても多いんです。
毒を含んだアジサイの葉っぱや茎、花を食べた場合の中毒の症状は、嘔吐や痙攣、めまい、顔面の紅潮、歩行のふらつき、呼吸麻痺、昏睡などが挙げられます。特に死亡例は報告されていないようですが、小さな子供さんや犬・ネコなどのいるご家庭では口に入れないよう十分に注意してください。


*「にらめっこ」2019年 5月6月号 掲載に加筆修正

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