内側から成長していこう!
暑い。あ~暑い。
お庭での作業には試練の季節となりました。
日本の季節は、
春夏秋冬 春夏秋冬 春夏秋冬 と、くりかえす。
春秋夏冬 春春夏冬 春夏夏秋 とはならず、春夏秋冬をくりかえす。
春に始まり一周してまた春に戻る。
日本人にとって、時間というものは円を描きながら前へ進んでいく。
赤道付近の人たちは 夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏夏・・・・
ずっと夏で、ずっとずっと直線的に続いていく。
北極付近の人達は 冬冬冬 春 冬冬冬 春 冬冬冬
と息継ぎするように進んでいく。
日本の木々もそんなことを感じているのか、円を描きながら成長しています。木を横に切るとみえる年輪は、「成長輪」とも呼ばれ、1年に1本ずつ増えていきます。春から夏に、樹木はぐんぐん成長して薄い茶の部分をつくり、冬には成長が止まって濃い茶の部分をつくります。この円の形は、雨の量や気温によって大きく変化します。
季節をしっかり感じることは、内側に年輪をしっかり残すことに繋がるんですね。
などと、教訓めいたことを言ってみましたが、
暑い。あ~暑い。
水分補給を十分して、無理せず夏を乗り切りましょう!
*「にらめっこ」2018年 7月8月号 掲載に加筆修正
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