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お庭に古代の遺跡を発掘!?

この頃、休日は畑仕事が楽しくてよく畑に出ています。

家が山間に建っていることもあり、裏庭の畑を耕すとゴロゴロとさまざまな大きさの石が出てきます。これを気にならない程度に拾っては、一箇所に山にして置いているんですが結構な量でやり場に困るんですよね・・・ここには子どものための庭をつくろうとも思っているのに・・・

あるとき、その石山を見ると古代人がつくった石の遺跡のようものが出来上がっていてビックリ!

よく見てみると、草花や木片などを組み合わせてつくった祭壇のようなものまでもあります。

どうやら子たちが友達と一緒に畑で出た石を一つ一つ丁寧に積み上げて、その辺に生えている雑草やどこからか拾ってきた木片を材料にちいさな家をつくったようです。それが職人やアーティストでも出せないような出来栄えで感動しました。

というか、そこに子どものための庭をつくろうと思っていた僕にはショックでした・・・大人の出る幕ないやん・・・(笑)大人が子どものためにと思って遊具やおもちゃを置いたりしなくても、子どもは自分たちでなんらかの方法を見つけて友達とのかかわりのなかで十分にしかも創造的に遊べるんですね。

もしかするとこうゆうことは教育の場面にも通じていて、子どものためにと思って用意する課題よりも、子どもの主体性な中から生まれるものを大事にするほうが十分に学べるのかもしれません。

いろんな情報が溢れている世の中ですから、とくにこれからは、“自分の声をしっかり聞ける”ということは大切になっていくと思います。

子どものための庭造りとして何が出来るかなぁと再度考えてみると、こちらの思惑を用意することよりも、ただいろんな素材や要素を散りばめておくだけでいいのかなぁと思いました。あとは、傍らでそっと見守っていたいと思います。


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*「にらめっこ」 2014年 5月6月号 掲載 に加筆修正

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