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なぜ花見は桜なの?

春の楽しみといえば、やはり花見!花見といえば桜です。

でも、な・ん・で・昔からサクラなんでしょうかね?

オクラではだめでしょうか?イクラも好きですがモグラとかもアンダーグランドな感じで良いですよね?良くないですね。

さて、なぜ花見は桜なのかということですが、サクラは農耕の神さまの田神(サガミと読みます)「サ」が春になって山からおりてくる場所(座)「クラ」とされていたためで、桜のもとで田の神様を迎えてもてなし、桜の咲き方でその年の収穫を占ったり、花の下でお酒や食べものを供して豊作祈願をしたのが起源のようです。

今は本来の意味合いは薄れて宴会メインな感じですが、それでもみんなで桜のもとに集まって花を愛で酒を酌み交わすことは、季節を肌で感じることのできる日本の大切な文化だと思います。

こどもたちにとっても、美しく咲き乱れる花を見て香りを嗅ぎ、ひらひらと舞い散る花びらに触れて、美味しい料理を家族や友達と一緒に食べることは、心身の成長にとてもいい影響を与えてくれると思います。

桜を庭に植えるとなると、大きく成長することや毛虫の問題もあるのでなかなか難しいところもありますが、桜以外でも春の訪れを感じさせてくれる木々はたくさんあるので、春になると花を咲かせてくれる木を庭に植えて、花見を楽しむのもいいかもしれません。

例えば、ジュンベリーは桜と同じような時期に白い花をたくさん咲かせてくれます。花は花びらが5枚の五弁花。桜よりはもう少しシュッとした印象で、散り際も潔く、桜にも負けないような美しさがあります。さらに、花が終わると美味しい実をたくさん付けてくれます。また、オレンジ色に染まる紅葉も美しく、四季を通して楽しめるので、おすすめの一本です。


今年の春は桜はもちろん、いろんな花の木の下で花見を楽しみませんか?



*「にらめっこ」 2014年 3月4月号 掲載 に加筆修正

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