拾ってきたドングリどうしよう・・・うん、育てみよう!
子どもたちと一緒に山や公園などへ出かけたときに、足元にコロコロと転がるどんぐりを見つけてしまうともう大変。子どもたちは宝物を見つけたかのように目を輝かせてどんなに長い時間でもどんぐりを拾い続けます。いつの間にかポケットはどんぐりでいっぱい!ビニール袋にもパンパンになるまで拾い続けます。
自分たちにもそんな記憶はありますよね。
あのツルンとしてちょっと冷たい肌ざわりや、降り積もった落ち葉を手で払ったときの土の匂いも、どんぐりを見ただけで頭の中に蘇ります。
しかしあれほど拾ったどんぐりたちはいったいどこへ消えていったのでしょうか?きっとこの季節どのご家庭にも、どんぐりたちが家のどこかに眠っているのではないでしょうか?(笑)
今年はそのどんぐりたちを救ってあげましょう!ということで、今回はどんぐりからどんぐりの木を育てる方法をご紹介します。
どんぐりの育て方
□ 拾ってきたドングリは、バケツなどに水を入れて1日か2日水につけておく。
□ 水に浮くようなものは虫食いが多いので、取り除く。
□ 沈んだドングリを庭先や植木鉢、プランター、水が抜ける木箱などに植える。
□ ドングリは尖ったほうから根を出すので横向きにして、上からドングリが隠れる程度に土をかぶせ、枯れ葉などをのせる。
□ 植えたあとは、土が乾かない程度に水をやる。やりすぎると腐ってしまうので土が乾かない頻度で、あげすぎないのがポイント。
植木鉢や木箱に植えたものは、翌年の春(4月〜5月)に芽がでて、葉っぱが2〜4枚になってから移植ゴテなどで根を傷めないようにしてお庭へ植え替えて。
どんぐりといっても日本には20種類ぐらいのさまざまなどんぐりが自生しています。いろんな場所に子どもたちと出かけてさまざまな種類のどんぐりを拾って育ててみると、それぞれに葉の形や幹の様子なども違っていてより面白いかもしれません。
どんぐりはあんなに小さいのに芽を出して根を張り枝葉を伸ばして大きな大きな木へと成長していきます。どんぐりの成長と子どもたちの成長を重ねあわせていくお庭造りというのもとてもいいと思います。
*「にらめっこ」 2012年 11月12月号 掲載 に加筆修正
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