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105. フォーチュンロシアンルーレット。今年の王様はだれ?

bonjour!🇫🇷 2023年、新しい年が明けました。
今日からまた、毎週金曜日にフランス滞在記を更新していきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月が終わった後の我が家の恒例行事といえば、ガレット・デ・ロワ。
先日、そろそろ鏡開きだねぇなんて家族と話をしていて、そういえば今年はまだガレット・デ・ロワを食べてないね、と急いで近くにあるパン屋さんに走ったのでした。

ガレット・デ・ロワとは、アーモンドクリームがたっぷり入った生地をパイで包んだフランスの伝統的なお菓子。1月6日、新しい年の始まりにEpiphanieエピファニー(日本語では公現祭)を祝って食べられます。フランスでは年が明けからパン屋さんやお菓子屋さんにガレット・デ・ロワが並び、ドアを明けると甘く香ばしいかおりに包まれます。

「ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)」の、Galetteガレットはフランス語で「円」、Roisロワは王様を意味します。なので、日本語にすると「王様のガレット」ということになりますが、ここでの「ロワ(Rois)」は最初にイエス・キリストが密かに誕生した際に礼拝した「東方の三博士」と呼ばれる三人の王を指すと言われています。

ガレット・デ・ロワの中にはフェーブという小さな陶器が一つだけ入っていて、それが入っているパイを当てた人が、今年の王様ということで王冠を被ります。
三博士って、3人いるんだから、フェーブも3つ入っていても良いのでは?と思ってしまったりするのですが(笑)、新春の運試し、フォーチュンロシアンルーレットのように、毎年家族で食べるのを楽しみにしています。

2020年、本場フランスでフェーブを当てたのは・・パパ。

この年はパパにとって本当に良いことがあって、私生活でも仕事の面でも大きな飛躍がありました。


そして、帰国した2021年、フェーブを当てたのは、わたし。

中にはフェーブの代わりにアーモンドが入っている。この年は、自分の事業を開業したり、新しいご縁がたくさん生まれたりと本当にパワフルな一年でした。


次の2022年はフェーブを当てたのは、娘。(写真を撮り忘れてしまいました)
大好きな幼稚園でお友達と共にすくすくと大きくなり、近くにいる親から見ても日毎に大きく成長していることがわかる一年でした。


そして、本年2023年。
フェーブを当てたのは・・・・・・



・・・・

・・娘でした!


最近、勝負事に燃えている娘。
「イェーイ!勝った勝ったー!わたしの勝ちー!!」とたいそう喜んでおられました。

若干、切っている工程でアーモンドが見えてしまった感は否めませんが(笑)、松原家ではフェーブを当てた人には本当に良いことが起こる、というジンクスがありますので、今年一年、彼女にたくさんの幸せが訪れることをわたしも楽しみに過ごしていきたいと思います。

いつか、自分でも焼いてみたいな。ガレット・デ・ロワ。

皆様にとっても良い一年になりますように。
Bonne année!

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