水曜日のアトリエVol.12|形にしてあげたい
水曜日はアトリエの日。
今日はむすめのリクエストで消しゴムスタンプを作りました。
毎週水曜日のこの時間がある意味について考える。子どもに新しい経験をつませてあげよう、というのも何か違う。映えるような親子制作をしたいわけでもない。結果そうなるということはあってもそこは目的ではない。
じゃあ、この時間の意味って一体何なのだろう?とずっと考えている。
きっと一番大切なのは、コミュニケーションなのだ。コミュニケーションをとる過程で、無から有が生まれていく瞬間に二人で立ち合えたらいいなと思う。
・・!あ、やってしまいました。目が・・。彼女の描いたイラストは細くて初心者には難しい。でもとりあえず掘ってみることに意味がある気がしたのだ。
出来上がったスタンプを紙にポン。片目は失いましたが、なかなか味がある仕上がりに。
ハートも作りました。
子どもはきっと求めている。自分たちの豊かな想像力という無がこの世の中に形という有の存在として生み出されていく瞬間を体験していくことを。そして、それを上手によき塩梅で誘導してくれる大人の存在を。
わたしは幼い頃、そういう大人にそばにいて欲しかった。
エゴかもしれないけれど、子どもたちにとって自分はそういう存在になりたいときっとわたしはずっと願いながら彼らと一緒にいるのだ。そう願うごとに、そうではなかった過去の現実に向き合うことになり、それはわたしが生まれて初めて味わった孤独の味なのではないかとわかり、彼らとのやりとりを通じて深い孤独はクリエイションに姿を変えていく。
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