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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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#秋

太陽からのラブレター|霜降のうた

『mirrors』 横へ横へ広がる大地に ツンと背伸びした小さな結晶が編み込まれていく ザクリザクリ それは太陽の高い時には出会うことが叶わない 永遠性の輝き ザクリザクリ 気をつけて さもないと踏みつけてしまう チラリチラリ 永遠に続く結晶の鏡の中をのぞく すると、 誰かがわたしに語りかけた さぁ、大事なものはこの中へ じきに冬がやってきますよ、と

太陽からのラブレター|寒露のうた

『 核 』 寒さが わたしの熱を内側に閉じ込める。 外側のチリチリとした熱を禊ぎ、 わたしを内側の核へと向かわせる。

太陽からのラブレター|白露のうた

『わたしがいてあなたがいる』 根っこでつながっていることは知っていても どこか不安だった けれど、太陽の熱がひき 自分の姿がはっきり見えてくるようになると 相手の姿も見えてきた ほんとうはずっと、そばにいたんだ ほんとうはずっと、わたしは一人ではなかったんだ

太陽からのラブレター|立秋のうた

『花火』 夜のとばりが下がり、 太陽の熱のなごりが闇につかまる。 そして花が咲いた。 夜の花の命は短い。 けれど、色とりどりの花びらは ちり際に、色の秘密を公然と語る。 色は光から生まれるのではない。 色は、光と闇の その間から生まれてくるのだよ、と。 * 娘が描いた絵。宇宙人さんかな? 今年の立秋は素敵なことが起こりそう。

049. 絵の教室はオンライン受講できる?|ミカエルの龍退治とフォルメンを描く

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」の日でした。 いつもは素敵な先生のおうちに伺うのですが、今日は長野にいる都合でわたしはオンラインで参加しました。 父の書斎にあるわたしが昔使っていた勉強机の上に画材を広げます。 紙は画材屋さんでワトソン紙を買って、絵の具と筆は百円ショップ。しかし、100円ショップの筆は毛があまりにも抜けるので、急遽父の書道用の筆を借りることにしました。すべて間に合わせで揃えたのでいつもと勝手が違うところはあれど、オンラインでも受講できてしまう新

055. 秋のグラデーション

一日一描。 今日は昨日練習したグラデーションを使って空と山を描いてみた。 少しずつ水の使い方に慣れて楽しくなってきました。 水彩画は適材適所ならぬ、適〝水〟適所の世界。 水をどう置いて、流れをどう利用するか。 上手な人は、偶然できたものを流れの中で生かしていて、まるで魔法のようです。 せっかちな私には良い精神鍛錬です。 *** むすめ画伯 *** 今日はマスキングテープを切らして、百円ショップへ行ったついでに買ってみた、キラキラペン。 こうしたら綺麗に仕上がると