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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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2021年2月の記事一覧

水に映る自分の美しさに他者の美しさを見出すことができたなら|水仙(ナルキッソス)

2021年2月18日、雨水の初日。 月に一度のシュタイナーの絵の教室でした。 今日描くのは水仙。 春の陽気の中に生命力の兆し。 力強い球根は子宮みたいです。この部分は左手で描きたくなったので、左手に委ねる。 花の部分は右手に委ねる。 ナルシストの語源にもなっている水仙(ナルキッソス)。 高校の英語の時間に読んだ、水に移る自分の姿に惚れ込み、ついには命を落としてしまった美少年ナルキッソスの話を思い出す。 心理学者フロイトは性の衝動のことをリビドー、リビドーが自分