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Body work講座 & お話会

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#十牛図

十牛図の修了式|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 2月13日・立春。 この日も、毎月恒例、季節の養生のお話から。 いよいよ暦の上では春が始まり、冬至の時期と比べると陽の力の働きを感じられるようになってきましたが、春の始まりといえど、立春の陽気はまだ生まれたてほやほや。中医学では春分までは陽気はもらさずに過ごすのが良いとされています。また、春は風が強くなるので風邪から身を守らなくてはなりません。 この

十牛図のワーク・ 総集編|裏の畑Body work部

2022年4月28日〜2023年8月3日、シュタイナーの絵の教室「裏の畑」にて取り組んだ十牛図のワークの記録です。 ●第一図 人生の折り返しである第一図。 ケンウィルバーの意識のスペクトルの説明とともに、後ほど登場するシンプルなワークと共に、行いました。 ●第二〜三図 第二・三図では、仮面と影について学びながら、マインドフルリスニングという方法で相手にインタビューしたりされたりということを通じて、自分の中に「本音と建前」があることを発見していきます。どちらが良い、どち

折り目はわたしが生きてきた証 『十牛図のワーク・第十図』 |裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 8月3日。 夏真っ盛り。じっとしているだけでも汗をかく日々ですが、暦の上では立秋・秋が始まろうとしている頃でした。季節的には徐々に身を引き締めて、陽気を内側にしまう準備を始めたいところですが、まだまだ残暑が続きそうです。 今年は下手をすると気が上がったまま、あっという間に冬に突入してしまいそうですので、いつもよりも丁寧に、心で体で

『十牛図のワーク・第九図』 あたらしく世界に出会い直す|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 7月4日。 夏至の終わりかけで、これから陽のエネルギーが外界に吐き出されて、日毎に暑くなって行くのを感じていた頃です。一つ前の第八図はバイオグラフィワークを入れ込んで5回に渡りがっつり取り組んでいましたが、この日はようやく次の段階、第九図に進みます。 このワークの拡張版としてただいまオンライン瞑想会もやっています。おかげさまでご

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ⑤太陽との出会い|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 6月20日。 翌日に夏至の日を控え、陽のエネルギーを生活の中でも強く実感できる日でした。さて、この日は第5回目、十牛図の第八図の最後の回。 牛とはぐれ、追い求め、対峙し、二人で協力してたどり着いた「家」という夢とビジョンが叶った世界を表していたのが第七図でした。第八図では、その家を捨てより広大な精神世界へ開かれていくという段階な

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ④キロン〜冥王星|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 5月23日。 二十四節気では小満の時期。農家さんが作付けが終わってホッとする、そんな時期です。新学期からの疲れが出てくるのでここまで頑張ってきた自分を労ってあげる時ですね。さて、この日は第4回目となる十牛図の第八図。 牛とはぐれ、追い求め、対峙し、二人で協力してたどり着いた「家」という夢とビジョンが叶った世界を表していたのが第七

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ③火星〜土星|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 4月18日。 二十四節気での清明の時期もあともう少し。昨日からは春の土用に入り、春の「はじめるぞ!」モードを少しずつ緩めて、夏に向けてしっかりと地に足をつける時でした。この日も前回、前々回に引き続き、十牛図の第八図。 牛とはぐれ、追い求め、対峙し、二人で協力してたどり着いた「家」という夢とビジョンが叶った世界を表していたのが第七

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ②水星〜太陽|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 3月21日。春分の日。 太陽の力強さをすごく感じる日でした。いよいよ陽の力が陰の力にまさり、ここまで水面下で醸造されてきたことが現実の世界へと注がれていきます。この日はまず最初に、庭に出て体をほぐし、前々回つくったビジョンサンクチュアリのイメージを呼び起こしながら四大元素を感じるワークを行いました。 ↓前々回の記事はこちら。

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する①|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 2月21日。 二十四節気では立春が終わり、雨水。雪が溶け水になるように人間の体もこの頃から緩んできて、あたらしい春に開かれてゆくのを感じる時でした。冬に蓄えてきたものが良くも悪くも出やすい時期でもあるため、花粉症などの対策として、デトックスしたいことがある場合はこのあたりでしっかりやっておきたいところです。 さて、この日は十牛図

『十牛図のワーク・第七図』ビジョンサンクチュアリをつくろう|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 1月17日。 冬の土用に入ったこの日。冬のエネルギーをまとめ、不必要に溜め込んだものをはらい、春を迎える準備に入る、そのはじまりの第一日でした。そんな冬の土用期間は、外にエネルギーが開かれていく立春の前に、今一度自分の内側にもぐってビジョンや計画を練り上げていくのにぴったり。 この日は十牛図第七図とも絡めて、まさにこの時期にぴっ

『十牛図のワーク・第六図』& 冬至の瞑想|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 12月20日。 明後日に冬至を控え、刻一刻の深い闇の中へと沈潜していくのを感じられる時でした。この日は、まず冬至のお話から。 一年で最も陰のエネルギーが強まる冬至の日は、「陰陽転化」という現象が起こると考えられています。陰のエネルギーが極まると対極にある陽のエネルギーが強く働いて、ぐいっと陽のエネルギーの方へ大きく方向転換するの

委ねる勇気・委ねられる勇気|裏の畑Body work部『十牛図のワーク』第五図

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 11月15日。 色とりどりに紅葉していた葉がハラリハラリと落ち始め、地面をふっくらと包み始める頃。風が冷たくなり、いよいよ冬がやってきたなぁと肌でも感じる時でした。この日はシトシトと冷たい雨が降っていたので屋内でのワークを。 前回、とてもパワフルな第四図のワークを終え、この日は第五図。信頼のワークをすることにしました。 第四図で一進一

リビングルームに作りたい思いがある人が来るから、アトリエになる。

先週、友人の恵子さんがかわいいお子さん2人を連れて、訪ねてきてくれました。水彩画をやってみたいとリクエストがあったので、わたしがいつもやっているシュタイナー教育の三原色のにじみ絵をみんなで体験してみました。 5人分の机や画材を並べると、自宅の小さなリビングルームが、あっという間にアトリエに大変身。先月はみおちゃんも絵を描きにくれたのですが、お家に絵を描きにきてくれる人がいて、ここが創造の場になるのはとても嬉しい。 わたしはこのリビングルームを生活と地続きの「何かを思いつい

牛の引っ張る力が私の足を地面に踏ん張らせてくれる|裏の畑Body work部『十牛図のワーク』

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 10月18日。 秋の土用にもうすぐ入ろうとするところで、秋らしさを楽しみつつ段々と冬の足音が大きくなってくる頃でした。この日は、第四図『得牛』を体感できるワークをしました。↓これですね。 牧人は探し求めていた牛をようやく捕らえます。しかし、牛は強くなかなか思い通りにはなってくれません。この図で牧人が牛と引き合っている縄は、プロセス指向心