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Body work講座 & お話会

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記事一覧

ストレスを感じたその時。わたしは何をしている?|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ さぁ、この日もまず季節の養生のお話から。 3月12日・啓蟄。 陽気につられて虫たちが穴から這い出てくる時期、啓蟄。わたしたちも内側から小さな生命力の目覚めを意識しやすい時です。さて、そんな晴れ晴れとした空気を感じる春ですが、実はこの時期「抑うつ」状態になりやすいのです。 一体なぜでしょう? 「あぁ、よく寝た〜」と背伸びをして内から外へと出てければ良

十牛図の修了式|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 2月13日・立春。 この日も、毎月恒例、季節の養生のお話から。 いよいよ暦の上では春が始まり、冬至の時期と比べると陽の力の働きを感じられるようになってきましたが、春の始まりといえど、立春の陽気はまだ生まれたてほやほや。中医学では春分までは陽気はもらさずに過ごすのが良いとされています。また、春は風が強くなるので風邪から身を守らなくてはなりません。 この

非常事態への備えとして原始反射を知る|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 1月9日・小寒。 年が明けて、徐々にハレのモードから日常のケのモードにシフトしていく時です。今年は年初から日本人の心の深い部分を揺さぶられるような大きな出来事が続きました。自分に何ができるのだろうとソワソワしてしまう気持ちもありますが、こんな時こそ、自分を整えよう。非常時の心や体のあり方をここできちんと見直そうと思いました。 というわけで、この日の講

養生は元気な時にこそ、やるべし!|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 12月12日・大雪。 本当に12月?本当に年末年始になるの?と疑いたくなるくらい今年は冬に入ってからも暖かい日が多いのですが、太陽の下に立つとやっぱり冬だなぁと感じます。澄んだ空気を灯すように、静けさをまとったお日様の光がキラキラと輝いているのを感じると、冬至に向かっていくのだなと感じるのです。大雪は、そんな空気感の中、この一年の時の重なりを愛しんで振

冬は水の流れとミネラルバランスを見直すとき|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 11月14日。立冬。 時々小春日和のようなお天気を挟みつつ、空や大気は冷たく澄んで、太陽はキラキラと美しく輝き、冬がやって来たんだなという確かな実感を感じられるようになった頃。 この日も前回に引き続き、季節の養生についてお話しました。 テーマは「水とミネラル」。 なぜこのテーマを選んだのかというと、実は冬は「かくれ脱水」に注意が必要な季節だからです

背中の風の通り道を意識する【秋の養生】|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 10月10日。 時折、ものすごく暖かい日もあるけれど、吹いてくる風はやっぱり秋から冬に向かっているなあと感じられるようになってきた頃。 そんなこの日のテーマは「風邪」。 風邪っていうと、現代では何かウィルスとか菌が入ってきて体の中で悪さをするという西洋医学的なイメージが先行しがちですが、東洋医学的には風の〝邪〟と捉えます。 湿邪 熱邪 燥邪 寒邪

【開催報告】1 Day Art Workshop 『星空のシアター』

少し時を寝かせてしまいましたが、2023年9月23日・秋分の日に1 Day Art Workshop『星空のシアター』を開催いたしました。 今年の春先に「心の中のプラネタリウムを旅しよう」というコンセプトでInner Planetarium Projectという企画を立ち上げ、5月〜8月の間、月に一回オンライン瞑想会を行なっていました。 そんなイメージを使って、誘導瞑想を通じて自分の人生を振り返っていくのですが、「人生」というテーマはあまりに大きすぎる。そこで、人間は7年

悲しみにはゆっくりコツコツ取り組みましょう【秋の養生について】|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 9月12日。 秋分を控え、もう仲秋の名月の時期だというのにまだまだ続きそうな残暑。 もしかして、今年は秋を感じないまんま冬に入ってしまうのでは・・と思わず感じてしまうような陽気でした。でもこんな時こそ、養生が大事。 そう思って、この日は久々に季節のボディワークを行いました。 なんだか久々で、懐かしい感じです。 ここまで十牛図やら宇宙ワークやら。精神

十牛図のワーク・ 総集編|裏の畑Body work部

2022年4月28日〜2023年8月3日、シュタイナーの絵の教室「裏の畑」にて取り組んだ十牛図のワークの記録です。 ●第一図 人生の折り返しである第一図。 ケンウィルバーの意識のスペクトルの説明とともに、後ほど登場するシンプルなワークと共に、行いました。 ●第二〜三図 第二・三図では、仮面と影について学びながら、マインドフルリスニングという方法で相手にインタビューしたりされたりということを通じて、自分の中に「本音と建前」があることを発見していきます。どちらが良い、どち

折り目はわたしが生きてきた証 『十牛図のワーク・第十図』 |裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 8月3日。 夏真っ盛り。じっとしているだけでも汗をかく日々ですが、暦の上では立秋・秋が始まろうとしている頃でした。季節的には徐々に身を引き締めて、陽気を内側にしまう準備を始めたいところですが、まだまだ残暑が続きそうです。 今年は下手をすると気が上がったまま、あっという間に冬に突入してしまいそうですので、いつもよりも丁寧に、心で体で

『十牛図のワーク・第九図』 あたらしく世界に出会い直す|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 7月4日。 夏至の終わりかけで、これから陽のエネルギーが外界に吐き出されて、日毎に暑くなって行くのを感じていた頃です。一つ前の第八図はバイオグラフィワークを入れ込んで5回に渡りがっつり取り組んでいましたが、この日はようやく次の段階、第九図に進みます。 このワークの拡張版としてただいまオンライン瞑想会もやっています。おかげさまでご

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ⑤太陽との出会い|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 6月20日。 翌日に夏至の日を控え、陽のエネルギーを生活の中でも強く実感できる日でした。さて、この日は第5回目、十牛図の第八図の最後の回。 牛とはぐれ、追い求め、対峙し、二人で協力してたどり着いた「家」という夢とビジョンが叶った世界を表していたのが第七図でした。第八図では、その家を捨てより広大な精神世界へ開かれていくという段階な

『十牛図のワーク・第八図』宇宙意識を旅する ④キロン〜冥王星|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody work部で『十牛図のワーク』を担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 5月23日。 二十四節気では小満の時期。農家さんが作付けが終わってホッとする、そんな時期です。新学期からの疲れが出てくるのでここまで頑張ってきた自分を労ってあげる時ですね。さて、この日は第4回目となる十牛図の第八図。 牛とはぐれ、追い求め、対峙し、二人で協力してたどり着いた「家」という夢とビジョンが叶った世界を表していたのが第七

体の衛生を守るように心の衛生を守る|【開催報告】 SEE learning体験W.S

先月末の5月27日(土曜日)、慶應大学の井本由紀さんと共に、茨城県石岡市の古民家Book cafe えんじゅのトークサロンに登壇し、SEE learningをご紹介させていただきました。テーマは「感情リテラシー」について。 Book cafeえんじゅのFacebookページにて、内容をまとめてくださいました。 ↓ 当日は、熱気を感じる2時間になりました。 正直に告白すると、こういうワークショップをやっておきながらわたし自身、感情を扱うことは得意ではありません。というか、で