見出し画像

僕が僕であるために

Jour113-124

2023年8月14日-24日。
セネガルに来て4ヶ月、バカンスに入って、1ヶ月が経ちました。
活動に行った日よりも、フツーに過ごしている日の方が多くなってきました…笑
ただ、1ヶ月後には活動が再開します。たぶん。
残りの1ヶ月もあっという間だったと感じられるように、できること、やりたいことをやっていきたいと思います。


先週末から今週の頭にかけて、先輩たちがダカールに来ていました。
案の定、僕のお家に皆さん泊まっていました。
若干の二日酔いで、土曜日のウォロフ語講座に行きました。笑
その日の午後は、専門家の方が今月末で任期を終えて、日本に戻るということで、お別れ会兼お食事会をしました。
食事会の食料調達で魚市場にも同行して、水産の専門家の方に捌き方などをレクチャーしてもらいました。
「今度は〇〇くんのお家でやってね」と先輩から言われたので、魚を捌く練習もしようかと思います。笑

この日は、もうたくさん食べて、飲んで、僕は2,3曲だけでほとんど聴く側でしたが、カラオケをして、帰ったのは次の日の朝5時でした笑

セネガル事務所にいる各分野の専門家の方たちは、同年代や30代前半の方が多く、すごく接しやすく、かつ同年代でバリバリで専門家をやっていることにも刺激をもらいました。
あとは単純に歌が上手かったり、盛り上げるのが上手だったり、料理が美味しすぎたり、即興でピアノが弾けたり、ジャンベとかできたり、カッコ良すぎました。
バカンス後に再開する活動も大事にしつつ、ここでしかできない色んなことにもチャレンジしていきたいと思います。

僕が僕であるために

タイトルだけで分かるかと思いますが、
尾崎豊さん「僕が僕であるために」

僕は、彼の曲が好きです。
今でもよく聴きますが、思春期の色々と深い闇の中を迷ってた時に聴いてました笑
おもしろいのは、他の方の曲もそうですが、その時の心情や状況によって、自分に入ってくる感覚というか、受け止め方が変わることですね。

はい。とまぁ、この話は置いておいて。
タイトルはここから取ったのですが、今日書きたいのは、違うことです。

僕は本を読むのが好きです。
比較的、持って行けるだけの専門書関係の本と電子書籍で本は持ってきましたが、さすがに限界があって、2年間大丈夫かな?と思っていたのですが、JICA事務所にある隊員ルームに過去の隊員さんたちが残していった多くの本がありました。
隊員ルームにある本たちは、これまでは隊員ドミトリーにあったのですが、そのドミトリーがコロナ禍で、今は無くなってしまったので、そこに置いてあった本が、事務所の一角にある隊員ルームにあります。
ただ、まだ整理されてないので、事務所の人たちにバレないように整理しようと思って、バカンス中なのでたま〜に行ってやろうと思います。笑
まぁいろんな本を借りて、返却しがてら、ちょっとずつ整理しているだけですが。

その中で最近読んだのが、イスラム教についての本。

セネガル人の約96%がイスラム教徒だと言われています。
残りがキリスト教徒とその他の宗教になります。
ただ、宗教的な対立は表立っては見られません。
その理由はセネガルの初代大統領がキリスト教徒だったからだと言われています。
詳しいことは、個人で調べてもらえればと思います。

読んでみて、自分の中で疑問に感じてたことや、セネ人の結婚を押し売りしてくるとこなどの、彼らと接したり、彼らを観察しながら感じていたモヤモヤの大半がスッキリしました。
読んでてフツーにおもしろかったです。

読み終わって、モヤモヤがスッキリしたのと、「おもしろかった」と思ったのと、「僕を構成するものってなんだろう?」ってことです。

イスラム教徒の人にとって、イスラム教はその人を構成する一つです。
コーランに則って、日々生活していて、分からないことや悩んだら、コーランにヒントが書いてあって、それでいて、全ての成り行き、答えは信仰する神のみが知っている。
現世は来世に救われるため、天国に行くために生きる。
※あくまで僕の解釈です。間違ってたらすみません。

すごく腑に落ちるけど、自分のモノサシでは測れなくて、変な感じだけど心地いい。

僕には信仰する宗教や神がいない。
よくセネ人に言うと、「は?」って顔されて、「なぜだ?」と言われるけど、確かに本質を知ってみると、当たり前の反応だと思う。

だって「あなたを構成するものってなに?」と。
「あなたは何のために生きているの?」と。
尋ねられても、僕には「イスラム教、コーランです」とか「来世に救われるためです」って答えられないし、そもそも明確な理由がない。

セネガルに来て、これまでは考えなかったようなことを考えるようになりました。
それは少なくとも、僕にとってプラスです。

ここでの日々で、これからの日々で僕が僕であるための何かを見つけていきたい。と思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?