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介護福祉士への道②

介護福祉士実務者研修

僕は来年1月30日(日)に実施される介護福祉士国家試験を受験予定だ。
その試験を受けるためには『介護職員実務者研修』が受験資格として必須条件となりました。(平成28年度から)
この実務者研修はもともと、ホームヘルパー1級という資格でした。
介護業界には、さまざまな資格が存在していますが、介護福祉士という国家資格を取得する上での明確なキャリアパスが不明瞭、複雑化していたこともあり、国は従来のホームヘルパー1級や介護職員基礎研修を一本化し、この実務者研修が誕生しました。
そういった経緯もあり、介護福祉士を目指す人や介護士としてキャリアアップを目指す人にとっては、不可欠な資格であるだけでなく、介護職にとっても介護の基本知識や技術を学ぶことのできる研修になっています。
そんな実務者研修を僕は今、受講中です。
4月からオンライン、自宅にてテキストに沿って勉強をし、11月から通学講習による介護過程を受講し、先日、介護過程を修了しました。次は来週から始まる医療的ケアになります。
今回は、介護過程を修了した区切りとして、noteに書いていこうと思います。

ケアを究める

以前の記事でも書いたが、僕は「福祉についてもっと知りたい、福祉を究めたい。」という想いから介護福祉士の取得を目指してきました。
また、同じ記事の中で、僕は『ケア』は『寄り添い、受け止めること。』と書きました。
今回、介護過程の受講を通して、少しだけその『ケア』の一端に触れたというか、足を踏み入れた気がします。
通学講習初日、「その人らしい介護過程(ケア)を考えるのが介護福祉士だ。」と教わりました。
※実務者研修の目的が、介護過程を考えるということです。

コロナによる研修体系の変化もあり、接触を伴う介護の実技はできませんでしたが、接触を伴わない介護の実技はたくさんやりました。
最終日には、実技の試験も行いました。
参加者の中で、自分だけが障害児の現場で、残りの皆さんは高齢分野の現場で活躍していたこともあり、実際の講義の内容やグループワークを通して、よく分からない単語や、イメージしづらい利用者像がありました。
それでも、グループワークの仲間たちにアドバイスをもらいながら、学ぶことができました。

そんな中迎えた最終日、実技試験を受け終わってからの講師の方との振り返りで「何も言うことがないくらい、完璧だった。15人の参加者の中で、1番良かった。椅子に座った状態から立位へと姿勢を変えていく場面で、授業でやったボディメカニクスを用いて、支持基底面積を小さくするように促した声かけをしていたのはあなただけよ。強いて言えば、声が小さかったくらいね笑。」と言ってもらえました。
すごく嬉しかったです。
全参加者の中でも、トップバッターでの実技試験だったこともあり、どこまで大きな声を出していいのかや、緊張もありましたが自信もあったので良かったです。
(言い訳にはなりますが、待機場所と実技試験の場所が同じ部屋内のため、自分の声が他の参加者の方に聞こえてもいいのか分からなかったんです。)

今回の通学講習では「介護過程」にポイントを当てて、みっちりと研修を受けました。

研修を通して、利用者一人一人にその人らしさや生活、人生、生きがい、役割があり、その中で「その人らしい生活の実現」に向けて、僕たち介護職は専門職として介護過程という根拠に基づいて、ケアを実践していくことが必要であると感じました。
また、介護職として「その人らしいケア」を追求していくことに終わりはなく、ケアを追求、究めていくことが専門職に求められると思いました。



介護福祉士への道

僕の介護福祉士への道はまだまだ続く。
まだ受験資格すらも満たせていない。
来週から医療的ケアの講習を受け、無事に修了すれば実務者研修も晴れて修了となる。
僕はまだまだまだまだまだ未熟だ。
現場でも失敗ばかりで、悔やしい想いをすることもある。
目の前の子どもたちや保護者、地域の方たちのために、もっともっと成長していきたいし、僕のケア(子どもたちに向き合う姿勢や行動、関わり)で還元していきたい。
そして、「これからの○○さんの活躍に期待している。」と言ってくれた講師の方に、結果で返していこう。




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