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「成安造形大学 卒業制作展2023 」事後報告記事

どうも、Live Terryです。

2月16日(木)〜19日(日)の4日間、京都市京セラ美術館で開催されました『成安造形大学 卒業制作展2023』にて作品を展示させていただいておりました。

会期終了後の報告にはなりますが、4年間の学びの
集大成として制作したアクションフィギュアと
ジオラマについて、解説していきます。
最後までお付き合いいただければ幸いです。

「キャプテン・ディープ」の世界、その仲間たち

今回展示させていただいた私の作品は
「キャプテン・ディープ   ネオポセイダム創造神話」
創作キャラクター、キャプテン・ディープと
その世界観を立体化したものです。

https://note.com/liveterry_7th/n/nac6c9546d3a7

(軽い紹介が含まれている過去記事も、必要に応じて是非ご参照ください。)

展示の全体図

3種類のジオラマと16体のアクションフィギュアで
構成。それぞれを順に解説していきます。

〜海洋の守護者 キャプテン・ディープ〜

まずは中央にある2段構成のジオラマから。
手前側(下段)に位置する2人のキャラクターは、
今回の作品群の主人公。

鮫の能力を身体に宿す若き王子 シデン(左)と
クラゲの能力で進化を遂げた少女 サフィア(右)

深海王国「ネオポセイダム」の王子シデン。
戦士「キャプテン・ディープ」に変身し悪と戦う。
シデンの恋人であり無二の相棒、サフィア。
光と電撃を司る、もうひとりの海の守護者。

水の世界と共に生きる命を、巨悪の手から守るため
海洋生物の力をその身に宿して戦うヒーローです。

奥(上段)に立っているのは、いまから9年前、2014年に私が最初に考案した海のヒーロー、その名も
ザ・キャプテン・ディープ

先代にあたるザ・キャプテンも展示に登場。
2人の新ヒーローを見守ります。

創作シリーズの顔である3大主人公が並び立つ光景。卒展は彼らの物語の終着点ではなく新たな始まりと
捉え、今後も引き続き関連する制作を継続します。

〜神秘の海底王国と、6人の王者たち〜

向かって右側に位置する、青いジオラマを見ていきましょう。

キャプテン・ディープの故郷は、人類未踏の南米の海底に築かれた王国「ネオポセイダム」
謎に包まれた王国を守り継いできたのは、シデンの家族やご先祖さまにあたる歴代の王者たち。
6人の王たちもまた、海の平和を守護する異形の勇者
キャプテン・ディープなのです。

水の生物をモチーフにした独自の彫刻が施された、
ネオポセイダムの巨大な祭壇。

6人のキャプテンが並び立つ、青い祭壇をスチロール彫刻で制作。横幅90cmのデカブツです。
次は集結した歴代キャプテンをさくっと解説!

石の玉座に腰掛ける、恐竜のような風貌の戦士
「ザ・ファースト」は、ネオポセイダム建国の祖。
シャチのような風貌の「ザ・セカンド」
頭脳に長ける拳闘士のようだ。
放散虫や蛸に似た戦士「ザ・サード」
派手な体色は悪党どもへの警告色だろうか。
もっとも大きな体を持つ「ザ・フォース」は
蟹など甲殻類の能力を使うようだ。
銀色に光る体の「ザ・フィフス」は
カジキの頭のような剣を両腕に備える。
白銀の毛に覆われた巨人「ザ・シックス」は
怪力自慢のパワフルな戦士。

シデンやサフィアとは違った特徴を持つ、6人の先代
キャプテン・ディープ。海の平和を脅かす強敵に、
力を合わせて立ち向かうのだろうか……!?


〜蠢く機械の邪神〜

向かって左側、赤黒いジオラマを解説します。
中央に鎮座する巨大なキャラクターは、生命を憎む破壊神のなれの果て「ヤマタノキング」

ネオポセイダム滅亡を目論む悪の親玉。
自身と一体化した機械の城をコントロールする。
キャプテン・ディープと対峙する、侵略軍の拠点だ。

ヤマタノキングの前方に位置する2人の人型キャラクターは、機械兵を指揮する幹部格の人物。

派手なスーツを着込んだ謎のキザ男、ローク
機械兵を率いて世界の海洋を侵略する。
戦闘員 マヤ。
ロークとは相思相愛、好戦的で危険な人物。

ロークとマヤに従う、機械帝国の兵士たちも制作。

巨大な体、高い戦闘能力を誇る機械兵
ノーマン・マシン
量産型の戦闘マシーン
ドラゴルーパー
キャプテン・ディープを憎む謎多き傭兵
リベリオン

ヤマタノキングの野望を実現すべく、世界の海洋を
荒らし回る悪の機械兵団。キャプテン・ディープと
対決する「敵役」たちを立体化しました。


〜おわりに〜

展示内容、制作したフィギュアの解説は以上に
なります。大学に入学した頃から「いつか形に
してやるぞ!」と構想していた、創作スーパー
ヒーローとその世界観を、ようやく好き勝手に
フィギュア化することができました。

特に、ヒーロー側であるキャプテン・ディープたちの制作は、「海洋生物の特徴を持つヒーロー」と
いう題材を自分なりに突き詰め、あれこれと考え
ながら本当に楽しく取り組ませていただきました。

改めて、ご来場いただきました全ての皆様、また
制作を応援してくださった全ての皆様に心から感謝
いたします。ありがとうございました。
作品発表の場を設けてくださった大学の先生方、
美術館の運営に携わる皆様には、最後まで本当に
お世話になりました。感謝してもしきれません。

これからも、キャプテン・ディープとその仲間たちに関わる制作は、ゆっくりと続けていくつもり
です。ペースはこれまで通り不定期、下手したら
落ち気味になるかもしれませんが、最期の瞬間までフィギュア作り続けるべく、気張って参ります。

それでは、また次回の更新で。
またね!!

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