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〜ドロー発進でプレミア奪還に暗雲〜プレミアリーグ第1節「フラム2-2リバプール」

ついに開幕したプレミアリーグ22-23シーズン。リバプールは敵地でフラムと対戦し、2-2のドロー。中盤の要チアゴが負傷交代し、プレミアリーグ奪還に暗雲が立ち込める結果となった。

スタメン

サブが若手だらけ
ハリーウィルソンは怪我

スタメンは予想通り。怪我人が多くサブは若手を入れざるを得ない状況に…
フラムの注目選手はミトロビッチ。今季こそ2部でしか活躍できないという汚名を返上できるか。元リバプールのハリー・ウィルソンは怪我でベンチ外。

試合経過

前半

前半15分頃まではフラムのプレスの前にビルドアップがままならないリバプール。繋ぎのミスも散見されピンチを迎える場面も。
徐々にペースを取り戻したリバプールだったが、32分に右サイドを突破され深い位置からのクロスがファーに上がり、トレントの上からミトロビッチに頭で叩き込まれフラムに先制されてしまう。
その後もリバプールペースは変わらず、左サイドからチャンスを作るが得点には至らず前半を終える。

後半

メンバー交代は無し。
数分経過したところでチアゴがハムストリングを痛めエリオットと交代。同時にフィルミーノに代わりヌニェスがプレミアデビュー。
交代がハマったというよりかは地力の差で押し込んでいくリバプール。
64分エリオットが右サイドのサラーに展開し、グランダーのクロスをヌニェスが右足ヒールで押し込んで同点に追い付く。
攻勢を強めるリバプール。逆転のゴールも時間の問題かと思われたが、マティプのパスミスからミトロビッチに抜け出され、ペナルティエリア内でファンダイクがPKを献上してしまう。
自ら得たPKをミトロビッチが落ち着いて決め再びフラムがリードを奪う。
昇格組にプレミア開幕戦でいきなり金星を与えてしまうかに思われたが、エースがチームを救う。
80分トレントのクロスが相手に当たり裏に抜け出したヌニェスの元へ。トラップは流れるが、すぐ横にいたサラーが冷静に左足で押し込み再び同点に。サラーはこれで開幕戦のゴールは6年連続となった。
試合終了まで攻め続けるリバプールだったが、ヘンダーソンの惜しいミドルもあったが得点には至らず、プレミア開幕戦を悔しいドローで終えることとなる。

感想

評価が難しい試合。2度のリードを追いついたのは流石リバプールだったが、やはり地力の差を考えると勝つべき試合だった。
フラムはチャンピオンシップで圧倒的な攻撃力を武器に優勝し昇格を勝ち取ったのだが、中心を担っていたカルバーリョ(36試合10G8A)はリバプールに移籍し、ハリー・ウィルソン(41試合10G19A)も怪我で欠いた状態であった。
さらには手薄なDF陣の補強は進んでおらず、現時点では残留が目標というチームだと思う。
そういう相手に勝てなかったというのは今季のスタートとしては不安を感じる結果となってしまった。

失点シーン

1失点目はリバプールがやられがちな展開。ある意味仕方ない面があるかなと。
PKを与えたシーン。この試合を通してファンダイクはあまり良くなかったし、彼らしくないプレーが多かった。
接触はあったかどうかも微妙なところではあるが、ミトロビッチの仕掛けに慌てた対応が印象悪く映ったのだろう。
その少し前にもあっさり交わされるシーンがあったりと、ファンダイクが本来の姿からは遠く、コンディションが悪いのか上がりきっていないのかわからないが、彼が不調だとチームに与える影響は大きい。
たまたま悪かったのだと信じたいところ。

ヌニェス

1G1Aでチームを救う大活躍。
得点シーンも、直前に同じような形でキーパーに防がれたヒールをもう一度繰り出す辺りにストライカーとしてのメンタルの強さを感じた。
ポジション取りが上手く、クロスへの反応も素晴らしい。
サラーとのコンビもなかなか良さそうなので、あっさりとスタメンを掴んでゴールを量産しそうな雰囲気もある。

最後に

まだ開幕したばかりなので悲観的になる必要はないと思うが、ドローという結果は良いものではない。
チアゴが検査の結果6週間の離脱ということで、プレミア奪還には大きな痛手となりそう。
中盤の補強の必要性をさらに感じるが、フロントはどう考えているのか…
最大のライバルシティはハーランドが早速2ゴールを決め難敵ウエストハムに快勝。
リバプールの初勝利を早くみたい。
次の試合はホーム開幕戦。マンデーナイトにクリスタルパレスとの対決。
今度こそ勝ってくれ!

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