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なんで会社辞めたかって?


システムエンジニアしてました

20年近く地元の大手企業のIT部門に勤めてました。プログラムを作る事は実は子供の頃からやっていて(これはこれでまた別の機会に)、なんとなく将来もその道で働いていくんだろうな…そんなことを考えながら就職。以来いろんな技術を身につけつつ、色んな業種の業務改善に立会い、得たものは多かったです。

仕事は好きだった?

システムエンジニアって仕事は大好きでした。なかなか上手く説明できませんが、ざっくりいうと「コンピュータの力を借りていかに人々を幸せにするか?」こんな感じです。技師的な面でほんのり補足しますが、業務コンサル〜設計〜実装〜運用改善全ての工程を経験してます。もちろんプログラミングもたくさんしました。数で伝わるかは分かりませんが15000本近くは開発したかと。

芸術性

プログラミングってなにか無機質なイメージがありますが、ボクにとっては芸術でした。人が行なっている仕事をコンピュータにさせる。ただただその命令の集まりではありましたが、いかにそれを、無駄なく後の変更にも耐えられる柔軟性をもった書き方をするか。まさに言葉の芸術です。

芸術家の苦悩

とはいえ、企業の中で働いているとどうしても(芸術として)正しいことが正しくないことがだんだん増えてきました。もちろん全ての企業がそうだとは思いませんが、少なくともボクがいたとこはそうだった。厳密に言うとボクはそう感じていた。コンピュータで人を幸せにするといいながらも幸せにする人を選ばなければならなかったり、誰かの見栄を守るために自分の正しさを押し殺さなければならない日々が続きました。「嫌なら辞めれば?」そんな言葉を浴びせられたことも多々。今思えば「どうせ辞められないんだろ?」とも受け取れました。

定められた未来への恐怖

色んな事が重なり、自分の中で「このままココにいたら良くてもこれか…」とシナリオが見えてしまいました。良い風に転じさせるシナリオも描けたかもしれませんが、少なくともそれを描くエネルギーはありませんでした。それでいよいよ会社を辞めようと思ったんですが、そこからもまだまだ超えなくてはならない壁(親の呪縛からの解放など)はたくさんありました。この辺はまた別の機会に。

後悔してない?

ハッキリ言ってしてません。それは決して今が今で軌道に乗っているからでもありません。何をやっていても結局なところ先など不透明です。サラリーマンを辞めたからそんなこと言えるんでしょ?と言われそうですが、こればかりは実体験に基づく理屈なのでボクも譲れません。

何が正しいかは自分で決める

当たり前のことですが、自分の正しさを声に出せない環境にいる方がいらっしゃるのも事実。この辺はまたなんとも難しい。多くの社会的問題が絡み合ってるってのもある。でも、なんだかんだ言って環境のせいにすると何も進まないです。少なくともボクは進まなかった。そこの辺は自身の中でどう折り合いをつけるか。

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