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【読む動画】高柳なえか×堀内恭隆 「主婦からビジネスオーナーへ」②

高柳なえかさんとの公開ライブ対談、第2段です!!(第1弾はコチラ

今回は、この図の「アレンジャー」から「オーナー」への部分。まさに「ビジネスオーナーへのステップ」についてお話ししましたよー!!!

なえかさん①

ポイントは


自分がいなくても
回る環境のつくり方っ!


ビジネスオーナーの真骨頂ですね。自分がいてもいなくても、仕事も会社も回っていく。これを本能に近い領域で自然と考えて、実現してしまうなえかさんに、たーっぷり実体験を元にお話を聞けましたよ!

この「読む動画」では対談のエッセンスをぎゅっとまとめてお届け。動画本編も下記リンクからどなたでも見られますよー!


■起業まで - その夢、ほんと??

冒頭で、なえかさん自身の詳細な自己紹介を兼ねて、学生時代からの今のお仕事を始めるに至った過程をお話し頂きました。(※詳細なヒストリーはぜひ動画で見てみてね!「えーーーー!」というようなお話がたくさん聞けましたよっ!!)

なえかさん、実は小学生の頃からCAさんに憧れていたそう。一旦は美大に進学するも、夢の実現のため大学を中退しカナダへ。(当時、なえかさんの背丈でもCAになれる航空会社が、エアカナダは大丈夫だったとか!)

そして留学中、近所の保育園でアルバイトをしている時のこと。3歳の日本人の男の子が、僅か数週間で英語でコミュニケーションできるように。子どもの吸収力を目の当たりにしたなえかさんは、「これは、日本の英語教育を変えなくちゃ!」と思うに至ったのだそう!!!

なえかさん「CAになりたかった理由を掘り下げてみたら、飛行機の離着陸が好きで、海外を飛び回りたい。それで、これって、CAじゃなくても叶えられるなって気づいたんです。」

大急ぎで帰国し、インターナショナル保育園や英語の先生を育てる専門学校で講師経験を積んで行かれます。そこから20年、今に至るまでずっと英語教育に携わっているそうですよ。

思い浮かべた夢を、その形にこだわってしまうことって多くの人がハマるところ。そこにさえ気づけば、方法論は沢山あるんですよね。

■起業時点で、オーナー気質!?

「もともと仕事自体が好き。いかに仕事を楽しむか!そして、自分の求めない、興味のないことには時間を使いたくない。」というなえかさん。
子どもは4人欲しい!と早いうちから思っていたのだとか。1人目のお子さん出産後、この仕事はブランクを開けない方が良さそうと親子サークルを立ち上げ、動き回りながらも、「15時には絶対家に帰る!」「授業参観にも行く!」と、働く時間の上限を決めていたそうですよ。

親子サークルの活動などから、留学経験のある主婦で、自分の経験をどう活かして良いか分からない…といった方達と出会っていたなえかさんは、彼女達10名に声をかけ、講師養成を始めます。結果的に、そのうち5名の先生方と一緒に複数の英語教室をスタートされます。

「私には圧倒的に時間が無かった。探してみたところで、自分にぴったり職種なんて存在しない(笑) だから、起業がしたかったんじゃなくて、起業するしかなかったんです。時間が足りないから、皆で一緒に働いて、皆でシェアするしかないな!って。雇うっていう感覚も全然なかった。仲間を作った・仲間をゲットした!みたいな(笑)」と、なえかさん。

この「仕組みでなんとかしよう」という発想自体がオーナー的ですよね。一般的な労働対価(もっと頑張る。2倍頑張る。2倍働く…etc.)とは根本的に違う。

■仲間のお給料が上がるのが嬉しい! ー「自分」から「チーム・組織」へ。

一緒にスタートした5人の仲間(先生達)とは、「今日の朝、私はこんなことで幸せを感じたよ。皆の幸せな瞬間ってどんな時?」など、価値観をシェアするようなコミュニケーションを重ねたそう。

当時、英語教育市場の受講費の高さから、教育格差をなくしたい!と感じていたなえかさんは、英語教室の受講費自体は低く設定しながらも、同時に、先生達のお給料はちゃんと渡してあげたい!と頭をひねります。そして、「結果を出せる講師モデル」を設定し、なえかさん自身は講師育成に力を入れて行きます。

なえかさん「先生のお給料が上がっていくことが自分の喜びなんです!2年目には、そのモデルに到達した先生が出たんですよ。」

ここは、図で言う「アレンジャー」の部分ですね。関わる人達の給料があがるのが嬉しい。意識の範囲が「自分」から「組織」に広がった感じ。起業から、皆に声をかけて、仕組みを作って、お金をまわすこと、人を集めて形にしていったフェーズですね。

■関わる人を「信頼」する - オーナーへの道

では、いよいよ「アレンジャー」と「オーナー」の境目って、なんでしょう。なえかさんと話しながらまとめて行きました。

◆「アレンジャー」=「オーナー」と「プレーヤー」の役割を兼ねている感じ。まわすし、でも中に入って一緒にまわっておかないといけない。遠心力。これを抜けると「オーナー」。
◆オーナーのポイントは、関わる人を「信頼」できているか。
◆アレンジャーからオーナーになれない人は、任せられない人。口出しをしてしまう。「私がいないと…!」
◆基本的に、社員さん達に好きにしてもらって、何かあったら全責任は自分が取る感じ。尻ぬぐいをする腹を括れている。
◆経営者・オーナーの仕事は「時間を空けておくこと」。ここぞで動けたり、新しいチャンスを見つけに行ったり、情報収集して仲間にシェアしたり…。

なえかさんはここを抜けるタイミングが早かった印象です。「あたしが居ない方が、絶対うまくまわるとさえ思ってますもん!笑」だそうですよ(笑)

Q.1人起業で、オーナーになれずハマっている人の特徴って?
・「何でも自分が一番できる」状態の人
 →結局、人のことを信頼できていない。
・「お願いするのが申し訳ない」「押し付けていると感じてしまう」人
 →自分がいなくてもまわってしまうと、自分の居場所がなくなってしまうと感じている。

Q.ハマっている人へ、なえかさんからアドバイスするなら?
→皆もうあなたのその部分を必要としていないから、次に行きましょう!もっと皆が楽しくなる種を探しに行きましょう!新しい分野の開拓へ。

■関わる人に「お願い」できる?

Q.人に「お願い」ができない。だから自分でやってしまう…
→お願いした時に、絶対してもらおうと思って言っていないか?重たい感じ。Yes or No が言い合える=人間関係の基本。もっと軽くお願いしてみる。その人がだめだったら別の人にお願いしたり、自分がやろう!というくらいで良い。
→遠慮する人は、遠慮させる人。それに似て、お願いできない人は自分が断るのも苦手。遠慮の奥に我慢がある。断られると、自分の存在価値が無いと思ってしまう。

このあたり、ハマってしまう人、たくさん居ますよね!!!堀内もそうでした。平気でどんどんお願いができるようになることって、ビジネスオーナーになるのひめちゃくちゃ大切です!!!

Q.お願いしやすいために普段からしていること。
→何でも言いやすい雰囲気をつくっておく!普段から何かとシェアしておく。共有しておく。どういう人なのか?を沢山喋って知っておく。何でも言ってね、とお願いしている。
→普段からその人の好きなことを把握していると、
△「これ…やってもらっても…良いですか…?」
〇「これ、きっと好きやから、挑戦してもらいたいなと思ってるねん!」
適材適所。可能性のプレゼント。きちんと説明する。
→断られ上手にもなる。傷つかないようにと、色々自分からややこしくしない!

■ダメな自分をどんどん出す -「優秀さ」はアレンジャーまで!


自分ができない所は積極的に開示するのも大事ですね。「この人(オーナー)に任せるとマズい!笑」と思わせるくらいが良い。

アレンジャーまでは、「優秀になろう」とします。そういう人がオーナーになると、自分と同じ優秀さを求めるので、社員さんが苦しくなる。パワハラみたいになったりですね。オーナーへの転換がうまくいかない人は、「優秀な自分」を手放せない感じ。

なえかさん「私1人で英語を教えたら、きっと個人収入はすごく上がるんです。でも、それよりも皆で分け合いたいんですよね!」

稼いだお金を全部自分のものにしたい。自分の優秀さ=年商だ!という感覚の人は、オーナーになれないですね。

そう思うと、やっぱり「他者を信頼できているか?」に戻りますね。「自分にしかできないこと」って、実際かなり限られているはず。むしろダメなところをどんどん見せて、自分が超好きで超得意なことだけに集中していくことです。

なえかさん「私、自分よりもできる人を生み出せるんじゃないかな?って考えるんです。だってその方が、社会に貢献にできるじゃないですか!」


…といった感じで!なえかさんのビジネスオーナーさんへのステップと、オーナーさんとは何か?という部分をたっぷり聞けましたよ!!!

次回は、ビジネスオーナーからダーナ(投資家)へ、です!


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※サムネイル制作:佐々木裕子、編集:長岡美幸

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