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アメリカで切迫早産で入院した体験談

こんにちは、たまちゃんです。
ここではアメリカで切迫早産で入院した時のことを書いています。

色々体質など個人差があるので全てが参考になるわけではないことは
ご容赦ください。

※元のブログから文章を再編集しています。

当時の環境について


当時の私のスペック

  • 年齢32歳

  • 初産

  • 妊娠糖尿病(食事コントロールで対応)

  • 妊娠34週

  • 産前より体重:4~5キロ程度

産前からの既往症はなしです。
妊娠が分かったのと同時に妊娠糖尿病も発覚したので
(生理不順で病院に行って尿検査で引っかかった)
妊娠初期から糖質制限をしていました。血糖値を抑える薬などは
服用していませんでした。
※通常妊娠糖尿病の検査(グルコーステストは妊娠20週過ぎた辺り)

入院前の生活環境など

  • お腹の張りが多少ある時以外は普通に家事をする

  • マタニティヨガに隔週で通う

  • 妊娠糖尿病以外で気になる体調不良はなし

当時はコロナの流行前だったので夫は通勤していましたが
比較的フレキシブルに在宅勤務も認めてくれる会社だったので
食料品の買い出しなど、重たい荷物がある場合は
手を貸してもらっていました。

通っていた病院について

  • North West Hospitalという比較的大きな総合病院と
    提携しているクリニックに通院
    ※通院はクリニック、出産は総合病院

  • 恐らく妊娠糖尿病だからだと思いますが30週以降毎週通院
    ※アメリカでは通常もっと通院が少ないらしい

切迫早産の発覚


妊娠34週の定期検診時に陣痛が来ていることを指摘される

定期健診でNSTを受けた後、診察室で予告なしの
内診ぐりぐりをされました。(めちゃめちゃ痛い…)
NSTで陣痛が来ている波形だったようです。

何故伝聞系かというと私が陣痛を感じられていなかったからです。
私の母も陣痛あまり感じなかったタイプらしいので
変な体質が遺伝していた様です。
痛くないなんて羨ましい!って言われることもありますが
異変を察知できない時点で生物としてどうなん??と
個人的には思いました…。

この時は子宮口の開きは4cm。
総合病院までは約1㎞。
ここはアメリカ。救急車で搬送なんて選択肢ない。
(あっても金額が怖い)

通院に夫が付き添ってくれていて一番助かった!と思ったのは
この時でした。

でもこの先子供がどうなるのかが不安で足が震えていたのを覚えています。

そのまま入院することに…


その日から3日間入院することに

救急ではなく通常の入り口から入って受付で事情を話すと
少ししてから産科の看護師さんが迎えに来ました。
処置室ではなく個室に通され、支給された入院着に着替えました。

この総合病院では基本的に全室個室で出産もこの個室で行います。
シャワーやトイレも付いていて個室内で全てが完結します。

その後、陣痛を抑制する為の点滴をしながら
入院する上での注意事項を聞きました。
通訳の電話をお願い出来たので難しい医療用語が分からなくても
何とかなりました。

一番の苦痛はトイレに自分で行かせて貰えなかったこと

もちろん切迫早産であることも不安だったんですが
何より精神的に苦痛を感じたのは、絶対安静で寝たきりだったので
トイレに自力で行かせてもらえなかったことです。

小さい方はカテーテルで、大きい方は寝た状態のまま
お尻の下に洗面器みたいなものを置かれるという……。

結局大きい方は出せませんでした。(精神的に無理でした)

色々検査はしたものの原因は不明

採血したり、エコーをしたり色々してもらいましたが
結局早い段階で陣痛が来た原因は分かりませんでした。

とりあえず陣痛は薬で収まったけど
いつまた陣痛来てもおかしくない状態だから
帰宅後もなるべく安静にして過ごす様に、と言われたのは
入院して3日目のことでした。

おそらく日本であればこのまま出産まで入院なんだろうと思いますが
医療費が高額になるアメリカでは経過観察で長期の入院はさせない様です。

いつまで入院と言われておらず、このまま産むのかな?と思っていたので
一旦帰宅できると聞いて少し嬉しく思ったのと同時に
陣痛が感じられないと病院に来るタイミングも
分からないという不安を感じました。

入院から1週間後に破水


結局切迫早産で入院した日の丁度1週間後の
深夜3時頃に自宅で破水しました。

陣痛の痛みは相変わらず分からず、何となく眠りが浅くなって
意識が浮上したタイミングでの破水でした。
痛くはなくても異変は感知していたのかもしれません。

当然寝ていた夫を起こし自家用車で病院に向かい入院しました。

それからは本当にあっという間にお産が進んで、
その日の午前10時過ぎには出産というなかなかの安産でした。

赤ちゃんは若干体重が少なかったが問題は無し

娘は2200gで生まれてきたので、未熟児としてNICUに一時入りましたが特に問題がなかったので2時間ほどで私のいる病室に戻ってきました。

35週になったその日に生まれてきたので、少し体が小さくて心配でしたが
その後、特に大きな病気もせず元気に育ってくれています。

アメリカで切迫早産で入院して思ったこと


英語が理解できない場合はすぐに通訳を依頼する

アメリカの病院では英語を母語としない患者に対して
無償で電話通訳を付けてくれるサービスがあります。
英語が理解出来ないことで処置が遅れた!なんてことが無い様に
処置内容とか同意書とかそういう重要なものが出てきた時は
迷わず通訳をお願いしましょう。

荷物は早めに準備しておいた方が良い

日本でもそうでしょうけど、妊娠後期に入ると臨月でなくても
出産ということになりかねないので、入院に必要な荷物は
早めに用意しておいた方が良いと思いました。
(アメリカで持っていくべきものってすごい少ないですけどね!)

私の場合、たまたま荷物をつめてあったので
入院後夫に荷物を持ってきてもらうことが出来ました。
それでも直前で入れようと思っていたものなんかは入れていなかったので
夫に家と病院を数回行き来してもらいましたが。

女性特有の病気などで日本の民間保険がおりる場合は
請求を忘れない

私の場合、日本の保険で妊娠出産にまつわる入院などでも保険金を貰えるものに加入をしていました。
問い合わせたところ、診断書(英語可)を送って貰えれば保険金はいただけるとのことだったので申請し、きちんと保険金も受領しました。

夫の駐在に帯同でついてきている方で、妊娠出産にまつわる入院などでも貰える保険に加入している場合は忘れず問い合わせや申請をしましょうね!
また、出産一時金も会社が日本の雇用保険をキープし続けている
(有効な日本の保険証を持っている)なら
支払われると思うので、会社経由でになると思いますが、申請しましょう。

後記


この記事をブログに上げた当時、私は第2子を妊娠中で
次の出産はどうなることかとドキドキしていたのですが
第2子は誘発剤を使った計画分娩となったので、第1子の時より
だいぶ落ち着いて出産に臨むことが出来ました。

これが日本に帰国してから2人目出産とかだとまた話は
変わってきてたと思うので、同じ病院で出産するメリットは感じました。
(前回の状況とか記録されていると思うので)

直近のアクセス数が多かったこの記事、心配で検索されてくる方が
多くいらっしゃると思うのですが
皆さんの赤ちゃんが元気に生まれてきてくれることを心から願っています。


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