国会待機の変化について
国会待機業務について過去記事で書きましたが、変化があったので追記します。
以前は、確実に質問に当たらないことがわかって全体の完全解除命令が出てようやく「帰っていいよ」という連絡が来ていたので、すごく早くて19時、遅いと21時半くらいに解除になることもありました。
対応があたる可能性が高いグループはまだしも、ほぼほぼ当たらないグループの人までただ待つだけ(出向者は残業代無し)という壮大な無駄が発生していましたが、今国会から部局判断で解除を出すことにしたらしく、18時台に解除されることも多くなりました。
「当たる可能性が低いので解除します、ただしすぐに連絡とれる体制は継続して下さい」という連絡が来るようになりました。
うん、最初からこれでいいと思ってた。
先日、私が当番の日に歓迎会をやることになって(夜遅くなる日を増やしたくないので、飲み会を当番の日ならOKとした)、遅れて参加しようと思ったら、
上司から、「連絡先だけ担当部署に伝えておけば不在になってもよいとの指示が来ました。
上司としては良かれと思って提案してくれたんだと思いますが、「だったら毎日それでよくない?正直飲み会なんて私にとってはどっちでもいいんだけど」と言いたくなりました。
基本的に役所は人の時間をコストと考えてないです。
私のような出向者は特に残業代もかからない人たちなので、終業開始と終了の労務管理もされていません。
一般社会では、人手不足・働き方改革などが社会問題となり、労働生産性についてはかなりシビアになっているだろうと思うので、こういうところすごく違和感を感じています。
そりゃ優秀な人、若い人ほどやめていくのは理解できる。
給与が低いとか労働時間が長いというよりも、人として尊重されていないかんじ(歯車以下の扱い)や誰のためにもなっていると思えない仕事を続けていくのかと思うと積むかも。
特にワーキングマザーの場合は、子供との時間を犠牲にして、時にパートナーとの関係を悪くしてまでやる仕事なのかと思ってしまうだろうなと思います。
大学生らしき若い人たちが就職説明会などに来ているのを見ると、もっと他にいい道あるよとお節介にも声掛けしたくなります。
国の事を考えたら優秀な人が入って、働き続けたいと思ってもらえる職場になればいいとは思うのですが、期間限定の出向者がそこまでやるモチベーションは無いのでこうしてnoteにひっそり書いています。
止まらない官僚離れ どうする霞が関の人材獲得 カギは“中途”? | NHK政治マガジン
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