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8/31 天気:雨のち曇り

朝から雨が降っていた。
8月最終日なのに雨か…と少し残念な気持ちで外に出た。
バス停に到着すると、奥の林でセミが全力で鳴いている声が聞こえた。
雨も降っており、8月も終わりだと言うのに、本当に熱心に鳴いている。
なんだか夏の終わりを寂しがり泣いているようにも感じた。

出勤して掃除、朝礼を済ましてやるべきことを淡々と進めていく。
またまた月末月初にやっている好きな仕事が始まったので、とても楽しい。
ただ、昨日予想だにしていないタイミングで見たかった映画を見てしまったため、あまりにも眠気が強かった。
映画は面白かったので悔いは無い。
休憩無しで頑張り、バスで寝て、次の仕事へ。

到着してすぐに細々としたトラブルが続き、変な汗をかいた。
それでも何とか乗り越えて働きまくった。
締め作業がかなりスムーズに出来て、最速で退勤し、即家に帰った。
隣のアパートの室外機の上に、猫が座っていて、なんだかじっとしばらく見つめてしまった。
ふと我に返って家に入り、すぐに楽しみにしていた金属バットのYouTubeでやっている「ヤニカス探偵」という企画の新作を見て、ニッコニコになった。

色々と落ち着き、布団の中でこの日記を書いているが、月末にふさわしい疲労感だ。
一ヶ月頑張ったことが分かって、この感じは嫌いじゃない。
8月最終日は仕事仕事で、あっという間に終わってしまったが、私は社会人。
こうして生きていくものなのだろうと、今はもう覚悟は決まっている。

今日という夏休み最終日を、泣きながら宿題したり、最後まで夏の思い出を作ったり、夏を共にすごした人の別れがあったり、そんなふうに大切に過ごしている「ぼくくん」は、日本のどこかに沢山いるのだろう。

一方私は、気づいたら24歳になっていて、地元を離れ、毎日毎日働いて、8月も至って普通の日常をすごした。
もうぼくくんのような、忘れられないようなキラキラ輝く8月を過ごすことは、これから先も叶わないだろう。
それが大人になるということだ。
なんだか寂しい気もするが、決して悲しいことではなく、自分が前に進んで成長している証拠なのだ。

ともかく日記を書いたおかげで、夏休みをすごしているような気持ちに少しだけでもなることが出来た。
普通の社会人よりも、ちょっとだけ解像度の高い夏を過ごすことが出来た。
また私にも、1ヶ月毎日何かを続けるということができるのだなと、自分を見直すことにも繋がった。
日記を書いてみてよかった。

一日でも私の日記を覗いてくださった方、ありがとうございました。
これからも何かある度、書き記していきたいと思っています。
また気が向いたら覗きに来てくださいね〜。

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