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SHO TIME

大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男
著者 ジェフ・フレッチャー
徳間書店

 自分は父や周りの影響、イチロー選手や松井選手に憧れて野球を始めた。左打者になりたくて練習して、小学生から高校生まで9年間を野球を全力でやった。いまは、社会人となり草野球やソフトボールチームに所属して交流や楽しみながらプレーしている。テレビを観ているとメジャーにて2021年、HR王争いをして投手としても好成績を残した「大谷翔平」選手が印象深い。本屋でこの本を見つけて話題性と表紙のカッコよさからついつい購入。「どんな思考で野球、仕事に向き合っているのか」を知りたいと思い読んでみた。テレビを通じては笑顔が素敵で礼儀も正しく、野球を全力で楽しんでいる印象があった。

 この本を読んで印象深く残ったことを3つ。
一つ目は大谷選手は緩急の使い方が上手いこと。ピンチの時には95マイルから98マイルへのスピードボールの平均的な数字での変化。それは、「勝つ」目標の為、本人は無意識のうちになってしまっているとのこと。また、マウンドとベンチでの緊張と緩和の表情や雰囲気の違いがあることだ。
私は仕事上で集中するとなかなか抜くことが出来ず、「緩」を使わなの結果に仕事効率が下がるや疲労が溜まるなどの影響が出てしまう。彼の様な緩急の使い方を自分の生活に落とし込みたい。

二つ目は、仕事を行う上での目標。オールスターゲームでは「楽しみにしているファンを喜ばせたい。それが今回の僕の目標」など明確な目標を言葉にしている。また、その言葉の通り、見ているファンに伝わっていることの表現力の凄さ。
よく、思っていることは相手に伝わると言われることがある。確かにその意見は一理あると思うが、本当にその人が何を考えているかは言葉に出さなければ伝わらない。でなければ、憶測になってしまう。私も自分の思いを根幹に言葉へ行動へと移し、人に伝わる様な生き方をしていきたい。

三つめは「メジャー移籍後2年間は二刀流というプレッシャーやケガの影響から思うような数字が残せなかった。だから楽しんでその結果、どこまで数字を伸ばせるのか。自分の力を出し切りたいだけです。」との話があった。
やはり、何よりも大切なのは自分が楽しむこと。楽しんで仕事をすることで貢献、貢献感を得ることが良いサイクルになるのではないかと感じた。私も日々、何気ない生活や仕事、交友関係を楽しむと素敵な日々が過ごせると思った。

 今回、本を読んで「大谷翔平」選手の偉大さや挑戦していることのスケールの大きさ、野球に向かう思考を少し学べた気がした。
令和4年8月9日。104年ぶりにベーブルース以来となる1シーズン中の二桁本塁打、二桁勝利を達成した。
これからの活躍も楽しみにしています。

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