文春砲 可能性掘り起こす

文春砲。月刊文春の新谷編集長が週刊時代に、文春ウキリークスの設置などで、その名を馳せた。週刊誌はかつて激しいスクープ争いを繰り広げたが、部数減や名誉毀損訴訟の賠償金負担で、勢いをそがれた。観測報道でさえ名誉毀損訴訟で負ける事態に、ファクトを固める取材は手間も経費もかかる。その割に、売り場の減少で、大スクープで大増刷も遠い昔の話。コンテンツの宝庫雑誌の衰退は出版活動の萎縮につながる。今週発売号の岸田首相息子の総理公邸での忘年会は週刊誌ならでは特報だった。

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