不死鳥フェニックスが亡命

日大アメフトフェニックスが廃部へ。アメフト界で競い合い、その文化を発展させた関学の選手、アメフト文化を尊重したコメントは涙が出るほど腑に落ちる。やめ検副学長が林真理子理事長をパワハラで提訴するなど、まさに、てんやわんやな劇画の世界へ突入した。あまりにも性急すぎないか。それにしてもメディアの取り上げ方はジャニーズなみだ。確かに悪質タックル問題から5年、全く学習能力のないアメフト部員、監督コーチには仰天するばかりだが、大学生とはいえ成人、それを大学の中枢のガバナンス、コンプラうんぬんに結びつけるメディアはなんなんだろ。日大OBは130万人を超え、これほどすそ野が広い大学はないだろうが、「学生がかわいそう」を繰り返す。ワイドショーのコメンテーターは、日大闘争当時を振り返り、学生も声をあげるべき、SNSもある時代なんだから、と宣う始末。最近では同志社アメフト部員の驚愕の犯罪、早稲田相撲部の違法薬物など数々あるが、大学運営には全く触れられない。メディアは逆に現役日大生を責め立てているような報道ぶり。週刊誌はじめ雑誌が林真理子理事長は今なお人気作家だけに、恣意的とも思えるほど林真理子批判はない。いわゆる新聞、テレビが報じない深層を伝える役目があるはず。わたしも末端OBのひとり。現役時代日大新聞でフェニックス黄金時代の篠竹監督にインタビューしたが、学生第一の視点が前提にあった、と感じた。フェニックス廃部の判断は、真に学生第一の判断だったのか。数々の伝説を創ってきたフェニックス。だからこそ、徹底した原因究明が必要不可欠なハズ。あまりに表面つらの判断だろう。フェニックス廃部は、日本のアメフト文化、スポーツ文化を毀損、しいては日大の良い意味の伝統にヒビを入れることだろう。臭い怖い危ないものにフタをしても、なにも変わらない。日大闘争を含め130年の歴史を徹底検証することを林真理子理事長に求める。作家林真理子でしか成し遂げられないことだ。それを世間に作品として、堂々と問うて欲しい。


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