切手を貼って出版社に本の感想を送る理由はあるのか?

本を買ったら、多くの場合、愛読者カードとして本にハガキが挟んであります。何を目的にしているかは出版社によって異なると思いますが、今後の参考にするための情報を集めているのでしょう。感想の他にもアンケートを求めており、聞かれる項目は出版社によって異なります。

そのハガキは大きく分けて、切手を貼って送るものと、貼らなくてもいいものがあります。

切手を貼らないタイプのハガキに、本の感想を書いて送ったことはあります。感想を書く欄がちょうどいい大きさでしたので、アウトプットの1つとして使いました。送るのにお金がかからないので投函しよう、そんな感じです。なぜか分かりませんが、書いて送ろう、という気持ちが強かったことも送った理由です。

ハガキに本の感想を書いたとしても、切手を貼って送りたいとは思えません。切手代を払って出版社に感想を送りたい人はどれくらいいるのでしょうか?

仮に本の感想を書いて送るとして、切手を貼って送る理由はあるのかを考えてみます。1つ思うのは、そこまでするのは熱烈なファンで、本に対する熱い想いを伝えたいということだと思います。それだったら、noteなどのSNSで感想を書いたらいいと思います。そのほうが、多くの人にその本のことを知ってもらえます。ハガキに書いて送っても、見れるのは出版社の関係者くらいでしょう。本を広めたいのなら前者を選ぶはずです。著者がエゴサーチする時に見てもらえる可能性もあります。

他には、プレゼントがもらえる可能性があるから送ってみよう、というところです。「抽選で〇名様に△△をプレゼント」みたいなことが書かれているから、送ろうと考えるものです。このようなものに応募して当たった試しがないので、プレゼントが目的なら切手代の無駄です。雑誌のアンケートは毎回送ればいつか当たるでしょうが、その分の切手代を賄えないとは思うのです。雑誌の場合、切手不要の場合がほとんどだと思いますが…

送るかどうかは別として、本に挟まれているハガキに感想を書いてみると、意外と書けるものです。書けるスペースが大きくないことも要因だと思います。私の場合、全体をまとめようとして、抽象的なものになりがちです。送った時、その内容を出版社がどのように捉えるかは分からないですが、今後の参考資料として使われることになります。知らんけど。

本の感想を出版社に送るのも、本の内容を整理できるのでいいと思います。個人的には切手を買ってきて感想を送る気になれません。ハガキで感想を求めているのなら、郵送料を負担して欲しいです。

私としては、切手を貼って出版社に感想を送る理由はないです。

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