職場の悪い習慣に染まりそう
周りからの影響は受けにくいですが、朱に交われば赤くなるのは私にとっても同じことでした。
現在、保育所で働いています。子ども相手に関わる仕事なので、なかなかめんどくさいことが多いです。その最たる例が、集団で話をする時に静かにできないこと。注目を集める手段はいくつかありますが、すぐ効果を切らしてしまうのです。なんでだろうね。
そんな時によく使われるのは、話をしっかり聞いている子どもを褒めること。そのこと自体はいいとして、問題はその褒め方。「上手だね」「賢い」と言って褒めるのです。何を基準にしてそのように言うのかなと思うのですが…
私もそれらのことを使わずに何とかしていたのですが、最近、使ってしまいました。保育所で子ども達の前に立ち、話をする場面は今のところ月に多くて4回。朝早い時間に来る子ども達がクラスに移動する前に話をするという仕事があります。そこで話をするときに聞いてくれなかったので、「話を聞くときの姿勢ってどんなの?」と聞いてみました。それに反応したその場にいた先輩、「私は誰よりも上手にできるから」と言って子ども達の近くで座りました。
私としては、「さあ全員出来るかな?」と言って、できている人を数えるつもりでいました。これはこれで問題がありそうですが、静かになることを期待していました。が、先輩のセリフでそのことをすっぽかしてしまい、できている子どもを「上手になってる」と褒めてしまいました…
これでもいいのかもしれないのですが、これだと大人(ここでは私たち保育士の立場から)の都合による評価を下していることになると思うのです。自分で考えてする、ということができないのではと思ってしまいます。
職場でやりたくないと思っていたことをやってしまった話でした。少しずつ職場のやり方に染まっています。それを拒否した結果、体調不良に陥って休職した過去があります。なんとかして職場のやりたくない方法に染まりきらないようにしておきたいです。