選挙の投票日になって思うこと

本日4月9日は知事選挙、県議会議員選挙の投票日です。統一地方選挙といいながら、27%の地域しか行われていないらしです。どこが”統一”地方選挙なんだと思います。

投票日までを振り返り、必ずと言っていいほど選挙カーを見かけました。どの候補も選挙カーではマイク越しに話しているせいで、全員同じ声色をしていました。遠くから何か話しているな、というのは分かるのですが、内容が全く分かりません。それがイライラする要因になりました。

選挙カーで凱旋している人に対して反応する人は何人か見かけました。選挙活動をしている人はそれを頼りに活動をしているのだろうなと思いました。私も昨日、たまたま通りかかった選挙カーに向かって手を振ってきました。選挙権のない地域でしたが応援する人でしたので、一応。

街頭演説をしている場面も何回か見ています。だいたい駅前の広場でしてます。マイクで訴えていることに共感できるかはともかく、強い口調でされると精神的につらくなるので辞めて欲しいです。街頭演説は嫌でも聞いてしまうところがありますから、候補者や政党のことを知ってもらうにはいいのかもしれません。どの街頭演説でも白けた目で見ている人が通り過ぎていく印象は受けました。

しばらくテレビは見ていませんが、選挙活動の様子は報道されているのでしょうか。小学生の頃に見たテレビは、投票日の開票報道は盛大にしているにも関わらず、告示日からの候補者の訴えについてはあまり報道していないように思います。内容を議論されている様子を見たことがありません。

ネットでの選挙活動も盛んに行われています。googleで検索をかけた際、閲覧したサイトの広告欄に政党の名前が出ているのは見たことがあります。不適切な広告として報告するのがいいのか分からないです。普段は広告をブロックするbraveで検索をかけているので、ネットの広告で政党の名前がどこまで出ているか分かりません。

政治的な話はタブーな風潮はあります。これが選挙活動が盛り上がらない要因でもあると思うのです。

知り合いはどの政党を支持しているかを示したことで人間関係がこじれたことがあるようです。そんな関係なら切ってしまうほうがいいと割り切って縁を切ったそうです。受け入れられない考えを聞くのもつらいところはありますが、議論する価値はあるのではと思います。前提の基準が異なるためにこじれるのでしょうが…

私は今回の選挙でどの政党に投票するかをSNSで表明しました。案の定、フォロワーの数が減りました。政治的信条が違うからという理由で離れようとするのも気持ちは分かります。ネットの世界は他の誰かとつながりやすく離れやすいです。一方的に離れていくことには何も感じませんが、その数がそれなりにいたことには落ち込んでいます。

ネットの世界で見つける内容は私の信条と似たようなものになってしまいます。私以外も同じことが言えて、誰もが「これが世界の風潮だ」と思い込んでしまうことを恐れています。実際にネットの情報を鵜呑みにして事件を起こした人もいますから…

投票日の朝、投票開始のサイレンが鳴りました。期日前投票をしているので、今日は投票に行けません。まだ考えている人もいるでしょう。結果はどうなるか分かりませんが、知事選挙は情勢報道でおおよその結果は見えてます。個人的にはその結果を覆すとまではいかなくても波乱が起きて欲しいですね。投票終了と同時に出口調査の結果から当選が分かる「ゼロ打ち」は面白くないので出て欲しくないです。

投票に行くことは、これからの生活をする上での制度を考える人を決めることになります。結果は数年遅れて出てくるので、実感が得にくいのが現状だと思います。どんな結果になっても受け入れないといけません。良くも悪くも人が変わるので、生活は変わりますよね、きっと。

投票権のある皆さんは誰に投票しましたか?
投票権のない皆さんは誰に当選して欲しいですか?

この質問に心の中で答えてください。

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